第14話(最終回)
仲良し編が最終回なだけであって、復讐編はまだあります
【4月22日・楽屋】
あのプロデューサー室でのゲリラ生配信から、ちょうど1年が経った。木村ミサは失脚し、私たちは新しいスタッフさんたちと一緒に、本物の『きゅーすと』を創り上げてきた
えみるが箱を開けると、そこには1年前、ミサの命令で捨てられてしまったあの化粧道具入れと全く同じ、でも少しだけキラキラした飾りが増えた、世界に一つだけの新しい化粧道具入れが入っていた
えみるは新しい化粧道具入れを愛おしそうに胸に抱きしめ、大粒の嬉し涙をこぼした。その背中を、みゆと愛花が優しく支える
ファン💬 きゅーすとーーーっ!!
ファン💬 えみるちゃん、お誕生日おめでとうーーー!!
ファン💬 9人全員、大好きだーーーっ!!
(歌い終わり、割れんばかりの拍手の中で、えみるがマイクを両手で握りしめ、ファンと、そして隣にいるあなたの下の名前に向かって、真っ直ぐな瞳で叫んだ)
最終回
『生きてるだけで本当に幸せ』
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
途中の読者アンケートで、たくさんの人が「仲良くなりたい(和解ルート)」を選んでくれたからこそ、えみるちゃんが救われ、きゅーすと8人全員で木村ミサをぶっ潰すという、最高のハッピーエンドを一緒に創り上げることができました。
読者の皆さんの応援や選択が、この物語の何よりのパワーでした。これまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
(復讐編も作成中です)










編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。