8月8日。
そう!今日はむいくんの誕生日…!
なのに。なのに…
悲しみを押えつつも、任務のために家を出た
この辺りって聞いたけど…
と思ったその時
目の前に大きな音を立てながら急に鬼がやってきた
探す手間が省けた!
前方50m先。鬼の姿…見つけた!
私の得意技。一気に間合いをちぢめた
見えたっ…下弦の参!
一撃で奴を仕留めた
走ってる途中で街を見つけた
【無一郎 side】
父と母を失ってから
誕生日を祝ってくれたのは
あなたが初めてだった。
一生懸命折り紙で鶴を作ってくれて
本当に嬉しかった。
今日も離れたくないって任務に出かけて
もうすぐ帰ってくる頃かな。
そう思った時、扉が開く音がした
そう言ってあなたは僕に
ひとつの箱を渡した。
そっと開けてみる。
金色に輝いた。
綺麗な鍔。
君は。
君は本当に優しい人なんだね。
可愛くて優しい。明るい。そんな姿に
惚れたんだ。
今までとは違う。
愛する人と。
あなたと同じ鍔の刀。
より一層輝いて見えるんだ。
ああ。
プレゼントはもちろん貰ってすごく嬉しいけれど。
僕は
あなたが隣に居てくれることが、1番の贈り物。
1番のプレゼント。
あなたが傍で笑顔を見せてくれることが
僕にとって1番幸せだ。
直接言えない、少し恥ずかしいことだけど。
これだけは言いたい。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!