あなたside
突然マネージャーから言われた言葉は考えられないことだった。
スンミンも驚いていて口が半開きになっていた
『撮られた』その言葉で私とスンミンは全てを理解した
そしてマネージャーは車を出して事務所にすぐに向かった
事務所に着くと私達は急いでみんなのいる部屋に走っていった
ガチャ🚪
部屋に入ると、あきらかに雰囲気が暗かった
それと…リノがものすごく怖い顔をしていた
スンミナは正直にみんなに聞いた
チャニヒョンは眉毛を下げながらある2人を交互に見た
私はチャニヒョンが見た方を追って見たら、
リノとジニがお互いを睨み合っていた
そう言うとリノは無言で机の真ん中に写真を広げた
その写真を何枚か手に取って見てみた
そこに写る、ジニと私はコンビニからアイスを持ちながら車に乗る写真とそれからアイスを2人で食べる写真、
そして
2人が顔を重ねてキスをしているように見える写真
突然いつも私に呼びかけない低い声で私の名前を読んだ
やばいと思ったのかビニが止めに入った
嘘…多分…いや確実にあれだ
昨日リノの約束を破って、遅く帰ってきたのをダンスに夢中になっていたからだと嘘をついたことだ
ジニとリノ以外嘘が何なのか理解していない様子だった
否定したいけど、それは嘘じゃない
でも、やましい思いがあって嘘をついたんじゃない
ミレの事で悩んでるなんてもっとリノを怒らせる
私は近寄ってくるリノの方をしっかりとみてはっきりと言った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。