コツ…コツ…コツ…
ブーツの足音がする
その足音は
いずれとある公園へと着く
彼女は問う
目の前の笑い合った者達に
「貴方達の夢はなんですか」、と
「どうして?」
「残念です」
ザシュッ
叫ぶ間もなく首が落とされていく
まだ
まだ認めてるの
私をいつもの優しいのお姉さんだと
まだ認めるの?
優しいお姉さんと呼ばないで
いつものお姉さんと
呼ぶんじゃない
一刻
10秒もない間に
この公演に居た園児と、その先生、全員の首が落ちた
ヒーローを目指すなんて…
吐き気がします
さて、帰りましょう
あら
咄嗟に個性を使おうとしてることを察知
沸点に達しない程度に
なだめましょうか
そういうと
_____は個性を使おうとするのを辞めた
少し不気味に笑いながら
昔見た彼に問う
暫くの沈黙
開いた口から出た答え
___それは
嗚呼…
いいですね、その回答
貴方が私を覚えていてその発言をしたなら100点ですね
そういって、私は公園から姿を消した
その後のニュースを
都会の街頭ビジョンで見ました
そしたら…
いいでしょう
その時まで……待ってあげますよ
変わってませんね
今も昔も、この目は
そして
驚いたような、悲しいようなその表情
嗚呼……















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!