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勢いに任せて家を飛び出したは良いけど行く宛とか無いし侑がまだ家におるかもって思ったら帰ろうにも帰られへん。
家から少し離れた公園のベンチで悶々と頭を抱えてどうしようかと悩んでいると頭上から「あなた見つけた!」と声が聞こえた。
上を見上げると侑の顔があって、見つかった!!と思い反射的に逃げようとした。
……が「ちょっと待ってや!俺ツムちゃうて!」と言われ姿を見る。
見てみると、侑の双子の治だった。よくよく考えると声も違う。
ホッと私は胸を撫で下ろした。
喧嘩の事を知っている。なら、治に電話をかけてなにか言ったのだろう。
言われたのなら話してるうちに捕まえられるだろう。ならさっさと逃げるのが良い。
なら家に侑はいないのか。
そう治に伝え走って家まで逃げた。
次回は猫戸屋です!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!