第4話

6話 すまんな
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2024/01/06 02:34 更新
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準備っていっても制服は入学式だけ行ったから開封されてるし教科書も侑が届けてくれた。から特にないねんなぁ。
あなた
1人は、嫌やわ……
私は壁に寄り掛かって腕に顔を埋めて考えた。
入学式も侑と治。一緒に行ってもらったしなんなら中学校も私が不登校になるまでは登下校に着いてきてくれてた。
絶賛風邪っぴきの侑に電話を掛けるのは気が引けて治の方に電話を掛けた。
プルルルルプルル
宮治
『どうしたん?』
ちょうどスマホをイジっていたのか2コール目の途中で電話に出た。
あなた
あ、あんな。私、明日学校行こうと思うねん。
宮治
『えぇ、まじで?!』
とても驚いている様子が声から伝わってくる。
あなた
うんまじ。やねんけどさ、1人で行くの嫌やから一緒に行かへん?
治を学校に誘う。
宮治
『分かった。明日は朝練ないし行けるで。迎えに行くから待っとけよ。』
あなた
分かった。ありがとうな。
宮治
『ん、また明日な。』
あなた
バイバイおやすみ。
そう言うと治が電話を切った。
侑と治の家は私の家の斜向いにあって昔はよくお互いの家で一緒に遊んだよなぁ。
明日はいつもより早起きすることになるからもう寝ようかな。お母さんに学校に行くと伝えるのは明日にして布団へと潜り込んだ。
次の日の朝お母さんに学校に行く事を伝えた。お母さんは心配性で優しいから「大丈夫?何かあったら帰ってきて良いからな。」と言ってくれた。
正直、学校は不安で怖いけどここが頑張りどころだと思って「大丈夫!頑張るから!」と笑顔でお母さんに言い切った。
ピンポーンとインターホンの音が鳴る。私は教科書を詰めたカバンを肩に掛けて「いってきまーす。」と台所で洗い物をしているお母さんに挨拶をして家の外に出た。
あなた
おはよ、ぇ
宮治
おはよう。
約束の通り治が迎えに来てくれたのだ。だが治の隣にはまだまだ体調の悪そうな侑が気まずそうに立っていた。
あなた
な、なんで来てんの?!
宮侑
その、すまん。
あなた
は?
宮侑
俺、自分が全然学校来おへんのが心配で……自分の気も知らんと酷い事言うてもうた。
謝罪なんて後回しで良いから自分の体をちゃんと休めて欲しい。
なんで制服なんか着てんの?侑は。
あなた
全然気にしてへんよ。私もごめんな。侑がそんなん思ってたなんて知らんで出てけなんて言って。
あなた
ところでなんで侑は制服着てんの?
宮侑
そんなん俺も学校行くからに決まってるやん。
あなた
・・・はぁ〜!?
何言うてんのこいつは?
宮治
すまん。俺があなたと学校行く言うたら「俺も行く。」言うて聞かんくてな。
あなた
まず体調を直してや。そんな鼻声で言われても心配なだけやねんけど?!
宮侑
嫌や。ぜぇったい着いていく。そうせんとあなた友達おらんやろ?心配やねんもん
あなた
友達おらんけど頑張ってつくるもん!
宮侑
絶対着いてくからな。
くだらん言い合いをしていると治が声を出した。
宮治
あの、時間ヤバいねんけど。
あなた
宮侑
結局侑は追い返せず3人で猛ダッシュして学校まで行くことになった。
7話目は猫戸屋です!

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