
えぇ!乱歩の方が年上なの?!

ふっふ〜まぁね!

意外…

わかる!

何それ
私達はよく3人でお昼を食べるようになっていた

というか、あなたの下の名前達もこっち側なの?

こっち?

僕は独りなんだ

大人はみんな凄い筈なのにみんなの行動の意味がわからないんだよ

相手に別の彼氏がいるってわかるのに付き合ったり、犯人がわかってるのにいちいち捜査とかして……わからない…怖い……

…そっか

私はそっち側だよ

ほんと、?

独りじゃないよ

…ありがとう!

え、私だけわからないんだけど

紗南は居るだけでいいから!

なんか複雑…

ねね!明日も話そ!

いいよ

のんびりしてこないでね?

わかってる癖に
そうやって不敵に笑う顔は私の中でお気に入りだった
それから数週間、同じような生活を送っていた

次体術かー!

他は雑魚だけど、紗南とできるしいっか!

あ!あなたの下の名前!

やっほ〜

これから何するの?

授業だよ、体術の

へ〜

あなたの下の名前…授業はサボった方がいい

何でよ

…危険だから

はぁ?私そんな雑魚じゃないし

そう云う事じゃない!

じゃあ何?

いいから!
乱歩の推理力は知っていた
そして信頼していた

…そう?

じゃあわかった

取り敢えず、外に行くよ

う、うん
トコトコトコ

紗南は?

授業違うの?

いや…先に行ってたけど

嘘だろ…

何?如何したの?

此の侭じゃ紗南がッ
ドッドッドッドッ

あれ?彼奴授業じゃなかったっけ

そんな急いで如何したの
火事だ!
火事が起きた!!

ッッ!

は

何処で?!
丁度訓練場のあたりだ!

ッ!

行くな!

何で!離して!

紗南が!紗南が居るの!

危険だ!死ぬぞ?!

別にいい!!

だから離してッッ
と力を込めて手を振り払い走り出した

あなたの下の名前!
ダッダッダッ
凄い匂いがする
黒い煙が立ち込めている
視界も悪く熱い

はぁっ、はぁっ

紗南!
訓練場に行くが誰もおらず、炎が燃え広がっていた

チッ
ダッダッダッ
と、横の廊下を見た

ッ!紗南!
タッタッタッ

紗南!紗南!

あ…あなたの下の名前…?

紗南!立って!逃げるよ!

無理…さっき折れちゃったから…

ッ…なら背負っていく!
紗南を持ち上げようとするが力が入らない

なんで…ッ

酸欠だよ…

力、入ってないよ…笑

先ずは逃げてあなたの下の名前

無理…!
ふと周りを見ると炎が迫ってきてる

紗南が死ぬなら私も死ぬ!

ッやめてよ!!!

この状況ではもう無理なの!

ッ……

私…紗南に会えて良かった…

独りだったんだ……ずっと…でも、…紗南が来て…私ッ……

うん、わかってる

大好きッ…

私も…!

ごめんッ…もっと…もっと早く来てたら…ッ

そんな事ない

早く行って

う、……ん…グズッ
タッタッタッ
後ろを振り返らず、走った

あなたの下の名前!

乱…歩……

取り敢えず、座って休みな

う、ん……
あまり、記憶がない
頭が真っ白になって
これから2人で頑張って、卒業して…
そんなことを思ってたのに、
あの一瞬の別れで凡てが終わった
紗南は死んだ。
火が鎮火された後、捜査が開始した
乱歩も其処にいたが、私は行く気にはなれなかった
如何やら、いつもの推理でさっさと解いてしまった

犯人は其処の教官さんだね
ご、ご冗談を

貴方は紗南に特別な思いがあった

でも、断られた。それで足を折って火をつけた

そうだろう?

証拠ならあるよ

紗南を見ればわかる。あの骨の折り方は人に折られるしかないからね
ッッ!
そうだ!俺の誘いを断った彼奴が悪い!
なんの感情も浮かばなかった
ただただ憎しみが湧いてくるだけ
こんなクソに紗南が…ッ
その後警察に連れてかれて行った

…ねぇ、何処までわかってたの………

…最初

火事が起きるところまで

いや、あなたの下の名前が帰ってくるところまで

ッッなんでもっと早く言わなかったわけ…?

でも仕方なかったんだよ

紗南には言ったんだ、行くなって

でも、いいんだって…迷惑かけたくなかったからって

それで、口止めされて

それは紗南の優しさでしょ?!……なぁ、…

あんたは紗南の事見殺しにしたんだよ?!

違う!紗南を助けようとした!

彼奴をどうにか退職させようって!でも全部揉み消されて!!

五月蝿い!

犯人を捕まえる為だったんでしょ?!どうせ、!!

巫山戯るな…よ……

あなたの下の名前…

もう名前を呼ばないで

あんたとはもうこれっきりだから

一生会いたくなんてない!!

一緒とか言ったけど、私はあんたと一緒じゃないから
もっと、色々考えれるようになろう
絶対、
此奴と一緒なんか死んでも嫌。

……あれ……夢?

目が覚めましたか

調子はどうですか?

んー、普通

あ、そうだポートマフィアに戻りますか?

え?

そろそろ戻らしてあげてもいいかなと思いまして

別に長居されてもいいんですけど

其方の味方の人たちに何されるかわからないので
とヘラヘラと云う

何言ってるの

戻るって?

私、ポートマフィアに入った事ないんだけど

ニヤッ

それもそうでしたね

すいません

ねぇ、次の作戦なんだっけ
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。