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第14話

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2026/06/24 11:00 更新
  真冬の早朝、普段なら寝ている時間帯に
  外に出ていた
  白く積もった雪を踏みしめながらその手に
  抱えていた持っていたのは大量の薪
あなた
も"ー寒い!無理!!なにここ日本だよね?!
あなた
イギリスの冬と同じくらい寒いんですけど!!
大樹
ありがとうあなたの下の名前さん!お陰で温まれそうだ!!
あなた
大樹くん火の準備できてる?
大樹
多分…もう少しで出来そうだ!
  大樹くんアツい男過ぎてもはや君が火だよ()
  最近は2人も周りの監視が増えてるみたいで、
  2人と会える日はとっても貴重なのだ
あなたの下の名前さん見て!
  杠ちゃんが目の前で嬉しそうに広げたのは
  …なんとコート
昨日ようやく縫い終えたから、外に出るのことの多いあなたの下の名前さんに来て欲しいと思って作りました!
あなた
え、待って普通に天才過ぎない??杠ちゃん最高〜
  ふん、と自慢げに見せてくれる杠ちゃんが
  可愛すぎるよ
  
  ここ、司帝国は知っての通り科学王国側の
  私たちからすれば大層危険だ
 …でも、杠ちゃんみたいな非戦闘員の子もバレずに
 笑顔で過ごせているのは少し安全できる
あなた
てかさぁ、
あなた
この世界娯楽ほぼなくない?杠ちゃんと一緒に女子会したいのになんもないや
  薪を組みながら私はそう話した
た、確かに…!!
大樹
わかるぞ!!俺も千空と離れてから物足りなさを感じる!!
あなた
大樹くんそれ関係ないかも()
???
へぇ、女子会かぁ
  背中側から、ふらっと誰かが来る
  和やかな声で3人の方が微かに揺れた
あなた
あら、羽京くんじゃないの
羽京
おはよう、朝から元気だね
  ニコニコしながら近づいてくる…ように見える
  羽京くん、なんか勘づいてそうで迂闊に信用
  できないんだよね〜…
あなた
見回り?
羽京
うん、ついでに3人に聞きたいことがあって
  羽京の目が私たちを見下ろす
羽京
…最近さ、君たちよくいるよね
  一瞬にして空気が変わった

  大樹くんなんか分かりやすく固まってる
あなた
(…もしかして、もうバレた??)
あなた
えー、何嫉妬?
あなた
やだなぁ、羽京くんも仲間に入れて欲しいならそう言ってくれればいいのに
  揶揄うように話すと、羽京くんは「違う違う」
  と言って笑う
羽京
でも、なんか仲良くなるの早いなって思って
あなた
気のせいじゃない?
羽京
本当にそうかな
  まずい、これ以上羽京くんは騙せない
  どうしよう。不自然にならない程度に取り
  繕わなきゃ、どうしよう
  



…仲良くなっちゃ、ダメなんですか?
  小さく、それでいて芯の通った杠ちゃんの声
  その言葉に羽京くんが目を丸くした
こんな世界だからこそ、誰かと一緒にいたいって思うの、むしろ普通と思います
  静寂が続く
  数秒経ったあと、何故か羽京くんは笑いだした
羽京
うん、確かにそうだね。変じゃないよ
  本当に優しい声だった
あなた
(たまに、分からなくなる)
  羽京くんって、本当には千空側こっちなんじゃない
  かとか、ただ見逃されているだけなのかとか
  本当に羽京くんは腹の底が分からない
羽京
…吹雪も止んだことだし、僕は行くね
  羽京が背を向ける。
  雪を踏む音が遠ざかっていく。
  完全に聞こえなくなった瞬間。


  杠ちゃんが一気に息を吐いた。
っっっ緊張した…!!
大樹
危なかったな!!
あなたの下の名前ちゃん、羽京さん気付いてるかな……
  杠ちゃんが不安げにそう呟いた
あなた
…多分、気づいてると思う
.
……
大樹
えーーー?!
あなた
確信は無いけど観察してるって感じかな
よ、良かったぁ…
  たぶん、バレるのも時間の問題。


  だって羽京くんの勘鋭いんだもん



  もしかして彼、思ったより厄介っぽいな…?

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