第17話

rdgt また会う日まで。
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2026/08/04 13:00 更新
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お!!居た居た、らっだぁ〜!!
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ほんとお前は……、最後くらい
ちゃんと先生って呼べよな

そう。今日は卒業式。

なぜか俺はコイツぐちつぼの担任を3年間務めた。

そのせいでコイツは俺に対する敬意などまったくない。

しかしその距離が俺らにとっては当たり前となり、

日常と化していた。

だけどそれも今日でもうおしまい。

当たり前だった日常が今日で終わる。
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じゃあ…、らだ先??(笑)
rd
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うっっわ、懐かしッッ(笑)
rd
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お前先輩にもその呼び方してたから
紛らわしかったんだよ
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いやらだ先なんて特徴的な名前、
らだ男先生しかいませんって!!(笑)
rd
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まぁ…、確かに()
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……、このやりとりも今日で最後なんすね。
rd
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なんだぁ、ぐちつぼ。
rd
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もしかして寂しくて泣きたくなっちゃった?w
rd
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な〜んて、って……お前、泣いてるのか…?
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……まだ泣いてないっす
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らだ男先生。俺の話を聞いてくれませんか。
rd
rd
……わかった。
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俺、らだ男先生に本当に感謝
しているんです。
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俺が最初一匹狼だったときも。
先輩方に目をつけられてイジメに発展しそう
になったときも。
初めてできた親友と喧嘩してしまった
ときも。
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全部、全部。らだ男先生が
俺を助けてくれました。
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大ッッ嫌いだった学校が。
大ッッ嫌いだった人間関係が。
らだ男先生のおかげで俺は少しは好きに、
いや好きになれました。
rd
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………うん。
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本当に、本当に感謝しています。
らだ男先生のおかげで俺は人生を"良い"と
思うことができました。
rd
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………。
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……俺はらだ男先生からたくさんの
ものをもらいました。
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初めはそれに戸惑っていたけれど、
今の俺にはどれも大切で必要なものです。
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……………らだ男、先生。
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……猿山らだ男先生。
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………なぁに、五十嵐。
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今まであり、がとうございましたッ
先生が俺の担任で本当によかったです……ッッ
rd
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………、泣くなよ無敵。
rd
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俺も、お前の担任でよかったよ。
rd
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最初はそりゃ戸惑ったさ。
俺が何をしても無反応だし、
クラスで一人だけ浮いてるし。
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…………。
rd
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でもだからこそお前を救ってやらなきゃって
思ったんだ。俺の第六感が働いたってワケ。
rd
rd
そしたらお前は俺の思った通り
こんなに明るい性格だった。
今思えばあの時のお前に昔の俺が
重なったのかもな。
rd
rd
お前がちゃんとこうやって人と本音で
話せて俺のために泣いてくれてるだけで
俺は嬉しいよ。
rd
rd
………俺はちゃんと無敵を救うこと
ができてたんだな…ッッ。
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え……、先生泣いて…?
rd
rd
あー……、お前がいる前ではカッコつける
つもりでいたのになぁ…ッッ。
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…フハ、全然締まらないっすね
rd
rd
…先に号泣し始めたのはどっちだっけ?(笑)
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うるさいっすよらだ先(笑)。
キーンコーンカーンコーン………
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………そろそろ行かなきゃっすね。
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らだ男先生本当に、本当にありがとう…ッッ!!
rd
rd
………無敵。
rd
rd
お前は俺の自慢の生徒だよ。
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…!!!!
rd
rd
お前なら大丈夫。行ってこい!!
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はいッッッッ…!!!!
gt side
 らだ男先生。俺実はらだ男先生に言ってないことが
 
一つだけあるんです。これは誰にも言えない俺だけの秘密。

俺は………………、






























らだ男先生のことが恋愛的に好きでした。











俺は今日もこの苦しくも暖かい気持ちを抱えて生きて行く。

きっとこの先もっと苦しく、辛いことがあるだろう。

それでも俺はきっと大丈夫。

らだ男先生からもらったたくさんのものがあるのと、

らだ男先生が俺に大丈夫だって言ってくれたから。

いつか俺がまたらだ男先生に会えたなら。

その時はらだ男先生の話をたくさん聞きたい。

俺たちが失った日常を取り戻したい。

そんなことを思いながら俺はもう通ることのない正門を

くぐり抜けた。 

ありがとう、らだ男先生。

さよなら、らだ男先生。

また会う日まで。

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