明那くんに圧をかけられ、歌うしかなくなった。
え、いや恥ずいよ?
さっきの約束(?)も半ば強制だったし。
いやでもここで歌わなかったら約束破ってることに
なるよな、、、。
それは嫌だな。明那くんならなおさら。
私がそう言うと明那くんはキラキラとした目で
こちらを見つめてきた。
明那くんはそう言った瞬間スンッ、、、と静かにな
った。多分私が歌うから、とかそういう理由だろ
う。
うぁぁぁ、引き下がれない、、。
もういっそすぐ歌った方が楽か!そう思うしかな
い!
そう私は決意を固めて歌い始めた。
歌い終えた。
恥ずかしい、、、!!
そう思って私が明那くんの反対側を見ると、
明那くんが移動してきて私と目線を合わせてきた。
そうやって明那くんと話していると、昼休み終了
のチャイムが鳴った。
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NO side
屋上であなたが歌っているとき、屋上の内側
の扉には一名生徒がいた。
その生徒は後の明那とあなたの会話で歌っていた
のがあなただと知って心底驚いていた。
そう呟くと同時にチャイムが鳴り、2人が屋上から
出てくる前にその場を後にしたのだった。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。