前の話
一覧へ
次の話

第1話

1話 最悪な出会い
544
2023/11/04 13:00






それはある季節の夜におこりました。


《太宰治&中原中也 15歳》


太宰side
太宰
今日は仕事が多いねぇ。
そんな事を呟き後輩達に書類を渡した。
まぁ渡したというよりは投げつけただけれど。
太宰
それ、やっといて。
そう言うと1人のマフィアが僕の目の前に来た。
マフィア構成員
は、はい!
僕は「目の前に来い」なんて言っていないのにね。
そんなことを思いながら僕は追い払うように言った。
太宰
分かったなら、さっさとやりたまえ。
マフィア構成員
、ヒッ…! わ、分かりました!!
睨むように言ってしまったからだろうか。
皆怯えながら書類を大事そうに抱きしめ、


この部屋から出ていった。
太宰
(五月蝿い奴らが居なくなった…。)
そう思いながら椅子に凭れ掛かっていると、
窓から1人の少女が辛そうに歩いているのが見えた。
僕はチラッと時計を見てみた。
すると、時計の長い針は24時を指している。
太宰
(夜遅くに子供が1人で歩いているなんて)
興味本位でマフィアの建物を抜け出し、
少女の居る方へ行ってみた。
すると、少女のものらしき声が聞こえた。
(なまえ)
あなた
、ッおとーさんッ、?おかーさんッ?
(なまえ)
あなた
ねぇ ッ  何処 二 居ルノ?
太宰
(小学生ぐらいか。親を探している?)
その声は弱々しく今にも泣きそうな声だった。
体もブルブル震えていて、


寒そうに手に息を吹きかけていた。
太宰
君、御両親は何処かな。
僕が声をかけてみるとビクッと体を震わせ
こちらを奥底まで黒く染った瞳で見てきた。
(なまえ)
あなた
ダ 、  レ  ¿
少女の言葉は何か可笑しく日本人じゃないとも思えた。
太宰
大丈夫だよ。怪しい者では無い。
こんな事を言う人こそ怪しい人なのではないか。
そんな事を考えながらそう言うと、
少女は僕の方にトコトコと寄ってきて


怯えるように震えながら僕の服の裾を掴んだ。
(なまえ)
あなた
怖  、ィ  よ  。
(なまえ)
あなた
私 ネ  ¿ 悪  ィ  人達 に 追いかけられて…
少女は僕の目を見て真剣に話し始めた。
泣きそうな目をしながら。





















少女は何者なのだろうか。


























少女からは妙な雰囲気が感じられる。























この少女も異能力者なのか、?




主
𝘛𝘩𝘢𝘯𝘬 𝘺𝘰𝘶︎︎!
主
ここまで見てくれてありがとう!

プリ小説オーディオドラマ