俺は禪院家での用が終わった後も観光として京都に2日ほど残っていた。観光っつっても俺と2人の使用人のしかいねーし、くっそつまんねーけど
「あの、悟様」
「禪院の家から悟様にと、お電話を預かってまして」
「私奴にも用件は伝えられておらず悟様をと、、、」
「左様でございますか、、、(暇そうにしてんじゃん)」
「あ、ただ」
「当主の御令嬢であるあなたの下の名前様のことについてらしく、、、」
あなたの下の名前side
私には術式があったらしい。難しいことはよく分かんないけど、この術式を伝えれば皆に良くして貰えるって。だから話した。褒めてもらえると思った。優しくされると思った。のに
パチン
「やだこの娘、相手にされないからって嘘つき始めたわ」
「ほんとどうしようも無いね」
「じゃあ式神の1つでも出せるわよね?」
「ほら無理じゃない」
「そんなこと言ってると、また叔父さん達にあの部屋に入れられるよ」
「あー、呪霊だらけの部屋ね」
「そう、あなたの下の名前も痛い思いしたくないよね?」
「え?直哉様?」
「は?誰?」
「、、、それ、五条家の悟様のことじゃないの」
「え、あぁ、」
「そういえば悟様がいらっしゃった時何か話してたわね」
「まあ嘘でしょうけど」
「これ上手く利用すれば私達悟様と繋がれるんじゃない?」
「ふふ、悪くないわね」
「うるっさい、口閉じなさい」
「さ、電話かけましょ」
「あっ、五条様、!」
「私禪院の家の」
「、、、実はあなたの下の名前の術式について確認したいことが、、、」
「あなたの下の名前に術式なんて無いですよね?」
「あなたの下の名前、五条様と話し終わったわ」
「あぁ、お前はやっぱり」
「才能無しの与太者だよ」
回想あとちょっと続きます^^;















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!