全員で乗り込む
絵斗は意外にもすぐに見つかった
絵斗はドレス姿のまま檻に入れられていたのだ
しかしどうにも様子がおかしい
蹲っているため、表情などは遠くからは分からないが半狂乱になっているようだ
絵斗からの返事はなく、こちらを向くこともない
問答無用で剣を振り翳してきたのをリアムが剣で受け止める。
道化師をステイサムとリアムに任せて4人は檻の鍵を探すことに。
3人がクロノアがいる方を見ると
2人が鍵を探していると
2人は先程の絵斗の様子を思い出し、察する。
間違いなく悪夢だ。これ以上ない程の。
スティーブの視線の先には檻の鍵と思われるものが
その返事を聞いたスティーブは、男に銃を撃った。
男は剣を抜く。
思い出されるのはメデューサ号でのこと
リアムと絵斗に助けられたあの日
ステイサムが自分たちを想って、絵斗に助けを求めていなかったら
きっとここにはいなかった
自分は何を返してあげられただろう
いや、まだ何一つ返せてはいないだろう
警備隊に入って、訓練を受けた
もう、指を咥えて待つだけの自分じゃない
スティーブは男に弾丸を撃ち込んでいく。
避けられるのは折り込み済みで、スティーブはその隙に剣を抜いて迫った。
鍵は男の腰に付けられていた。
スティーブが抑えている間にしにがみが無事回収に成功した。
そのまましにがみは絵斗のいる場所へ走る。
汗を垂らしながらピッキングを続けるぺいんと
鍵で扉を開けて、中に入る
しにがみは先程会った男の話をする。
全員で手分けをしてもう一度隅々まで探していく
それから10分経っても何も見つからず、焦っていた。
男を縛り上げていたスティーブと遭遇。
スティーブに状況を説明する
スティーブは男にそう聞く。
スティーブは男のすぐ横に銃を撃った。
余程怖かったのか、男はそのまま意識を失った。
クロノアがふと鏡を見る
絵斗の元へ行くが、彼は変わらず蹲っている
ギュッと固く目を閉じ、耳を手で塞いでいる
ぺいんととクロノアが立ち上がり、しにがみとスティーブを残して外へ走っていった。
夢だと、知っていた。
鉄の匂いがする
首が酷く痛む
見知らぬものに
昔からの友人に
愛する自分の弟に
斬りつけられる
傷つけてしまった
守るべき子どもたちを
大好きな友人を
大切な弟を
なぜこんな目に合わなければならないのだろう
一体自分が何をしたというのだろう
なぜ自分だけが覚えているのだろう
繰り返される出来事に
何かがすり減っていく
何回、何百回、何千回繰り返せば気が済むのだろう
死ぬことにはもう慣れた
殺されることには
まだ慣れない
傷付けるのは殺されるより苦しい
心が痛い
夢だと知っていた。
悪い夢だとわかっていた。
ここは現実ではないと理解していた。
はずだった。
本当のみんなはどこにいるんだろう
俺だけが取り残されているのか
ここは現実なのか
それとも夢なのか
何も分からない
分かりたくない
もう嫌だ
やめて
苦しい
痛い
大丈夫
だって終わるから
…………………
なんで?なんで、
どうして、終わらないの…?
ループは永遠に終わらない。
本来あるべき未来はどんなに待っても来ることはない。
段々現実はこっちなんじゃないかと思えてくる
みんなと一緒にいるなんて都合の良い夢で
ただ現実逃避していただけなんじゃないか
現実から目を逸らして、自分が作り出した妄想なんじゃないか
歯車から抜け出せたといつから錯覚していた?
もういい
どうせ叶わぬ願いなら
“捨ててしまえ”























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!