ひったくりを捕まえた男はひったくりが盗ったカバンを差出しそう言った。
少年はそう呟き男の方を見ていた。
その視線に気が付いたのか男はこちらに振り返った。
同じ制服だということに気が付いたからかこちらに駆け寄ってくる。
そう男は尋ねてきた
少年は途惑いながらも
と答えた。
すると男は笑顔になり
と言った。
少年も
と自己紹介した。
その時ホームにベルが鳴り響いた。電車が来た。
少年と男、改め冴木洸輝と獅野奏多は電車に乗り込んだ。
電車の中で奏多が尋ねる。
電車に揺られながら洸輝が答える。
城木学園は何科に配属されたか、寮の同室は誰なのか
こういったことはすべて学園で知らされる。
先に知らされるのは合否のみである。
そして、洸輝と奏多が希望した殺戮科は1クラスのみで
エドリーにて殺戮課に入るには成績上位三名しか入ることはできない。
城木学園は、特殊能力を持つものが集まる傾向がある。
そんな他愛もない会話を二人がしていると
車内にアナウンスが響き渡る。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。