放課後。
珍しく部活が休みのようなので、体育館倉庫への用事に月島を連れてきていた。
もう一つの理由は、単純に「怖い」という事。
私は閉所恐怖症を患っていて、体育館倉庫は扉さえ閉めれば、薄暗くなって、少しの明かりはあるものの、多分私は症状が出てしまうだろう。
なので、念のために、連れてきていた。
これが間違いだったとか、当時の私は思いもしなかっただろう。
月島は冷静で頭もいいので、ふざけたことはしないし、事情とかも直ぐに判ってくれるだろうと信用していたからだ。
体育館倉庫に、先生の言われた荷物を持って、来た。
それだけ言って、荷物をしまい始めた。
大分散らかってるな....軽く整頓でもするか、と、完全に油断していた。
整頓もし終わって、後ろを振り向く。
月島は、不気味に笑っていた。
信じられない言葉が発せられる。
さらっとされた告白。
しかし、ドキドキする気持ちになんてならなかった。
何、言ってるの?
その瞬間、月島は扉をしめた。
一気に恐怖感に襲われる。
暗い、閉所、怖い、怖い怖い怖い!!!!
必死に月島に訴える。
だけど、月島は開ける素振りもせず、不気味に笑って近づいてくるだけだった。
思いっきり睨んで、殴ってやりたい。
でも、恐怖で足がすくみ、視界が滲んでくる。
謎の孤立感と寂しさ、恐怖に、
頭がぐらぐらして、横に倒れそうになった。
そこを、月島に受け止められる。
ぞくぞくぞく、と恐怖が背中を伝う。
全部怖い、全部怖いのに。
怖い相手から温もりを感じるから。
強引にキスをされる。
色んなところを触られて、キスされて、吸われて、服の中まで手を入れられる。
叫んでも誰も来ない。来るはずもない。
ずっと考えてたシチュです。
あ、皆さん地震大丈夫でしたか?













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!