翡翠「おぉぉぉーぅぅう」
浦島坂田船の櫓に着いた途端、変な声を上げて翡翠が地面を蹴った。
そのまま木の上に姿は消え、地上には私と96と、
━━━━━━散らかされた、がピッタリ当てはまる浦島坂田船の方々。
96「わし志麻セン行く」
『了解』近かったうらた様に駆け寄り、意識を確認した。
『うらた様、亜麻ですか』
う「は、り…坂田を、先に、」
『私はあなた様をこうしたのが亜麻かどうかを伺っております。ただの仲間割れですか?』
けが人の戯言を聞くほど私は優しくない。無礼だろうがなんだろうが、この人たちを生かすのが私の仕事だ。諦めたようにうらた様は頷いた。
う「多分1番初めに俺らがやられた。次はluzとnqrseの所に行った、と思う…天月はAfter the Rainに合流したっぽい」
息も絶え絶えに、亜麻の行方を教えてくれるうらた様。
96から投げられた包帯と、そこらの木から折った枝で足を固定した。あと少し場所がずれていれば、骨折に足して脱臼だっただろう。
マフィアってのは、どうも残酷な手口を好むものだ。
だが、足を1本折っただけでこの場を去ったのなら、亜麻の目的は。
『・・・やはり、』
う「EveSouだろうな…」











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。