第13話

12. 不安な検査結果
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2025/11/10 22:00 更新
渡辺said
阿部亮平
翔太、結果が出るまであと3日だね
あべちゃんがカレンダーを見ながら、静かに言った。
俺はソファに座り、膝を抱えてうつむいていた。
渡辺翔太
…考えないようにしてるけど、やっぱり怖い
阿部亮平
翔太の不安、俺が全部受け止めるよ
あべちゃんは隣に座り、俺の背中をそっと撫でてくれた。 その手のぬくもりが、少しずつ心をほどいていく。
渡辺翔太
あべちゃん、俺…もし悪い結果だったら、どうしよう
阿部亮平
そのときは、俺がもっと隣にいる。もっと甘やかす。もっと愛する
渡辺翔太
…あべちゃん、ほんとにずるい。そんなこと言われたら、泣きそうになる
阿部亮平
泣いてもいいよ。翔太の涙は、俺が全部拭くから
俺はあべちゃんの胸に顔をうずめ、静かに目を閉じた。
渡辺翔太
あべちゃんの心臓の音、落ち着く。俺の鼓動と重なってる気がする
阿部亮平
それ、俺も感じてる。翔太の鼓動が、俺のリズムになってる
阿部said
その夜、俺は翔太の手を握ったまま、眠るまで隣にいた。 何度もキスを重ねて、何度も「大丈夫」と囁いた。
阿部亮平
翔太、俺は信じてる。結果がどうでも、俺たちは変わらない
渡辺翔太
…あべちゃんが隣にいる限り、俺は大丈夫な気がする
阿部亮平
じゃあ、ずっと隣にいる。翔太が眠るまで、起きてからも、ずっと
その言葉に、翔太は微笑みながらキスを返してきた。
渡辺翔太
あべちゃん、だいすき。今日も、ありがとう
阿部亮平
俺も。翔太の“だいすき”が、俺の生きる力だから

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