渡辺said
検査結果が出る前夜。 俺はベッドに横になりながら、天井を見つめていた。 心臓の鼓動が、いつもより少しだけ速く感じる。
隣で目を閉じていたあべちゃんが、すぐに返事をした。
俺はそっとあべちゃんの胸に顔をうずめた。
あべちゃんは俺の髪を撫でながら、静かに囁いた。
俺は目を閉じて、あべちゃんのぬくもりに身を委ねた。
あべちゃんは俺の唇に、そっとキスを落とした。 それからもう一度、今度は少し長く、深く。
そのまま俺らは手を繋ぎながら、静かに眠りについた。 あべちゃんの「大丈夫」が、俺の心を優しく包み込んでいた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。