ども、宵宮です。タイトル通り、解説させて頂きます。
長いので、そこはご了承を。
簡単に言いますと、雲雀以外のメンバー3人を結構自分の中で思う無惨な死に方をしてしまってただ一人、生き残ってしまって精神的に病んでしまう話を思いついてしまっただけなんですけどね、
とりあえず、一から説明していきましょうか。自分もよくわかってないんで、
①奏斗の思い
まず初めに出てくる人物たちは、ランドリーに居る奏斗と雲雀。
奏斗が最近ずっとぼーっとしている雲雀に頼ってほしいと思うシーンです。ここでは『現実』とでも呼んでおきましょうか。
そして、『現実』シーンはここで視点を変更し、雲雀の視点へ。
それから、『悪夢』へと移り変わります。
ここでの奏斗は、雲雀がどこか遠くを見つめる目を見て心配するシーンです。今日もまた、一線に踏み込めずにいて、雲雀に対しての気持ちに踏み込めずにいる奏斗が「頼って」と言えないシーンでもありますね。
②ランドリーに届いた一通の依頼
とある日に届いた一通の依頼で『悪夢』が始まります。
差出人の名前はなく、ただ《助けて》と言う文字と場所の名前のみが記載されただけの紙切れが届いたのがきっかけですね。
普通なら怪しんでその依頼は受けないはずです。例えば、悪戯的な何かだと思ったりだとか。けど、なぜか依頼を受けてしまいます。
そしてアキラの指令の元、セラフは逃走ルートの確保、奏斗と雲雀は建物に潜入し、依頼人を助けると言うもの。
そして雲雀は疑問を投げかける。いつもならば、盗み以外のものは自分は参加しないから。危険な依頼はセラフと奏斗が多くを担当するから。
③1つ目の悲劇
まず最初に奏斗に起こったことについてです。奏斗が向かった先は3階にある大広間。そこから殺気のような何かを感じたらしい奏斗が死んでしまうシーンです。
一応、実はこの悲劇は大広間の真ん中までいかなければ死ぬことなんてないのです。けど、奏斗なら真ん中まで行きそうだなぁと。それに、一応避けられもするものでした。けど警戒を怠ってしまったが故に怒ってしまった悲劇です。
まあ、そもそも真ん中に行かなければ話が成り立たないのですが。ちなみにこれには元ネタがあります。とある異世界アニメに出てくる水色髪の鬼の女の子が見えざる手によって殺されるシーンを元にしてます。
ここまで言えば、知っている方は察せそうですね。正直、あのシーングロいんですけど、好きだったりします。
そして最後に「来ちゃダメだ」と心の中で思いながら瞳から光が消えます。ちなみに自分で書いてて泣きそうでした。
雲雀シーンでも元ネタがあり、水色髪の女の子が吊るされているのを見た青年が絶望するシーンが元です。あそこまで絶望するのは中々……くるものがありますけど、あとはまあ、魂の重さは21gってよく言うじゃないですか。なので少しは軽くなってそうだなって。
それに、雲雀は絶対に「一緒に帰ろう」とどんな姿になっても連れて帰りそうだなって思ってます。
④二つ目の悲劇
こちらは後の方しか書いていませんが、首を締め付けられ、呼吸ができなくなり……って感じですね。まあそれだけではなく、内側から何かが侵食して……って言うのもありですね。まあ、そうなんですが。
こちらも同様で元ネタは同じ。
犬に噛まれ、しばらく経ったら死ぬ呪いにかかるってやつです。元ネタは同じアニメから取ってます。
次に雲雀がセラフに対して「おやすみ」といった理由は、寝ているようであったからですね。
⑤3つ目の悲劇
こちらも同様以下略。
実はこのシーン、内臓も飛び散ってます。そこまで書いてませんけど、流石に。そして体を上下半分に千切られています。
時系列順に言いますと、1ランドリーで打ち合わせ、2奏斗の悲劇、3セラフの悲劇、4アキラの悲劇、5ローレンが雲雀を保護、6悪夢のループの始まり。
ってな感じです。
解説めんどくなってきました()
⑥なぜ自◯できなかったか
これはそれぞれやろうとしたことに関係してます一応。首吊りはセラフが止め、刃物はアキラが、そして飛び降りは奏斗が止めに入ってます。
「お前はまだ死ぬな、生きてくれ」これは3人が最後に思っていたことです。
⑦雲雀が刺された理由
これはまあ、最後まで見ている人はわかっているかもしれませんが、この悲劇は全部、誰かが1人の時に起こってます。なので、必然的に雲雀も……ってことですね。
でも実は、これもあれも全部ただの『悪夢』です。どう言う意味かわかりますよね。
それからというもの、『悪夢』がことごとく雲雀は襲います。
最後のシーンで、「この悪夢から、二度と出られない」とあるようにこれはただの『悪夢』に過ぎません。つまり、すべて『夢』の出来事。
⑧再び『現実』へ
このラストシーンは、初めのシーンの続きです。雲雀は『悪夢』に囚われてしまい、壊れて笑っているシーンですね。
メンバー全員は急に泣き出し、壊れたように笑い出した雲雀に驚き、話しかけますが雲雀の耳には一切届きません。
そこで、健屋さんを連れてきますが、どうすることもできません。
ただ、「何かが原因で幻覚を見ている」とだけ。
ここでの「何か」は奏斗が言っている通り、雲雀が刺されたのが原因です。みなさん、わかりますか?刺されたシーン、ありましたよね?実はあの雲雀がみんなを助けたのは『現実』で、刺されたのも『現実』。その前と後のシーンは全部『悪夢、夢』です。
そして、ラストに「俺のこと頼って」と“俺”が出るほどに強く思います。
このあとは書いてませんが、その言葉に雲雀が反応し、「かなと……?」と言った後に気絶。そして、数時間後には『悪夢』から解放されています。
奏斗の「頼って」と言う台詞が鍵でした。
一線を超えた先が、救いだったのです。
如何だったでしぃうか?
自分で書き出しててもわかりにくかった気がしますが、まあそんな感じでした。
元ネタはとある異世界アニメで主人公がループするお話。
そして『悪夢』からの解放の鍵が「頼って」と言う台詞。
モチーフは『悪夢』『夢』でした。
長文にかかるって慣れてないので疲れましたが、書いてて楽しかったし、辛くて泣きそうでした。我ながらうまい話だったのではと。
解説は以上になります。
ありがとうございました。
アンケート
悪夢、願った代償についてのアンケート
面白かった
96%
そうでもなかった
0%
その他コメントで
4%
投票数: 24票
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。