康二「んで照にぃやけど、照にぃは大地やねん」


康二はコソッと私に言った


康二「簡単に言うとな、俺の能力をもっともっと強くしたんが照にぃの能力やねん」


蓮「康二は石だけだけど照くんは地面割ったり多分だけど大陸作れる」


照「つくれねーよ」


蓮が私に説明していると

後ろから照がやってきて蓮を優しく叩いた


ラウ「あっち気になる？」


照がそのままどこかへ歩いていったのを

目で追っていたら

ラウールに心配された


「んー、話聞きたいな」


ラウ「ほんと？そしたら続けるね？」


ラウールの話にまた耳を傾ける


ラウ「舘さんはね、炎でね、寒い時とか一瞬であっためてくれるんだよ」


康二「んでな、しょっぴーが氷やねん、あなたも水冷やしたい時とかはしょっぴーに頼むんやで」


「うん」


そう頷くと康二に頭をわしゃわしゃ撫でられた


康二「あなたは素直で可愛ええわ」


ラウ「もー、俺があなたちゃんに説明してんのに」


その横でラウールは頬をふくらませた


ラウ「あと、ふっかさんは悪魔族の末裔なんだって。でも悪魔の力は見たことなくて魔法勉強してるの」


ということは

辰哉も悪魔ではないのかもしれない

なんてふと思った


「あ、大介は治癒？」


蓮「治してもらった？」


「うん、すぐ治っちゃった」


そう手を見せると

蓮は笑顔で


蓮「よかった」


と言って私の手を握った


蓮「あなたの手綺麗」


ふわっと笑ってそれからどこかへ歩いていった

今のは一体なんだったんだろうか