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集団の1番後ろがうちとアベンチュリン
両目を人前で隠さずにいる時にとあることにうちは気づいた
両目が……見えるようになっていた
確かに昔のことでトラウマになっている
トラウマ……ラピス姉さんの背中の傷
リングマによって負わされた傷のことをよく覚えてる
その時にうちは視力喪失したらしい
でも今、しっかりと視力による周りの情報が入ってきてる
セレビィが来た時からずっとそう
セレビィが来たからうちの視力も急激に復活したらしい
そのことに気づいて初めに話しかけてきたのはコイツ
コイツの初めて見たその表情は心配の色でいっぱいだった
……コイツにもその出来事が覚えているに違いない
うちはそう確信した
お互いに小声だったけどコイツと本音を伝え合うのは初めてのことだった
コイツは旅の中でたくさんの人やポケモンと関わって触れることで変化してる気がする
特にうちのことを庇うように守ってくれることが多い
コイツは「変わる者」
コイツが変わると同時にうちにとってアベンチュリンに対して“大好き”って気持ちが大きくなってる気がする
自覚はあったし不器用だから幼なじみで恋をしてる女の子を集めて相談したりした
アベンチュリンに対しては旅の中でカッコ良くなっていくからムカつくけど……好き
その炎のように真っ赤な瞳も好き好き…好き好き好き!好きすぎてやばい
アベンチュリンはうちの好きって育てすぎた想いを受け止めてくれるのかなって不安にもなる
そりゃあ今までの冷たい態度を思い出したら自分でも落ち込むよ!
コイツとならどんな困難にも乗り越えれるって思える
だってコイツもだけど久しぶりに背中の傷を見た時…
震えてなかった
コイツがいたからうちは変われたし成長できた
その証拠にトラウマを2人で克服できたのだから
コイツ…アベンチュリンは「変わる者」
そう思いつつ、おれの隣にいるアイツのことを見る
視力の戻ったアイツ、おれは父譲りの金色の瞳がキラキラと綺麗で好きだった(そのことは秘密な?)
おれもラブラも不器用なのはなんとなく自然に理解してた
ようやくトラウマを克服した時に「向き合えた」ってラブラが呟いたのを聞こえた
おれはコイツの中にある“正義”を知ってる
表には絶対に出さないけど言葉の中に含まれている正義と勇気を持っている
そう言って彼女の背中を追う時に気づいた
初めてお互いにちゃんとしたフルネームで呼んだんじゃね?って
前を見ればみんながニヤニヤしてる
ムカつく
少し前を歩くラブラの腕を掴むと振り向いてきておれは固まった
頬をほんのり赤く染めて瞳にはウルッと瞳を溜めてその金色の瞳はキラキラと……
そう言って振り向いたスピネル姉さんは笑顔だった
そう言って再び前を向いた彼女の足踏みは軽いように見えた
音で表すなら「ルンルン」が似合いそうなほど
ラブラはこっちにそっぽを向いてるけどうなじが丸見えなのもあって赤く染まってる
……コイツは人々に希望を見せることが上手いのだ
それを悪用せずに自分の中にある正義感を信じて他人を動かすことに長けてる
コイツの親、ゴールドさんにそっくりなところだ
そしておれはそこを好ましく思える
旅の中でコイツに対しての好きって気持ちが育ちすぎてる
それにコイツは可愛くなりすぎてるんだよ!
それにそのキラキラと綺麗な金色の瞳を出したら余計に他の男に取られそうで心配なんだよ!
ま、警戒心が強いから心配はないけど…
でもおれに対しては無防備って言葉が当たってる気がする
だって同じ部屋で寝ようとしてくるしグッスリ寝てるから男として意識されてない可能性が高い
それにおれがいるのにも関わらずその場で着替えようとするんだぜ!?さすがに止めたけど…
思い出しただけで色々と辛いしキツい
コイツはこの旅の中で正義感を捨てずに勇気を持ってるし言葉にしておれに希望を観せてくれる…
コイツ…ラブラドライトは「視える者」
ジーーーッ
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。