第9話

7
132
2026/05/30 08:28 更新
あの事件から1週間が経った。

少しの休みを取ったあと、学校は再開となった。

 

何日かぶりに学校へ来たら、職員室は慌ただしく先生たちが駆け回っていた。

校長が黒いクマのある顔で何処かに電話をかけていた。



冷やかしで体育館を見に行ったら、誰の能力か知らないが、屋根は綺麗に直っていた。

便利なことである。





朝の会が始まっても、入学式の日に自己紹介をしていた担任は居なかった。

グルだったのか、精神を病んだのか。
 
代わりに別の先生が来て、色々説明とかをしていた。





話を適当に聞き流していると、隣の席に座っているサラちゃんから話しかけられる。

彼女とは休みの数日でちょっと仲良くなった…と思う。



hskw 「え、思ったより深刻だね…

あなた『担任代わるって何…?



先生 「あ、えーっと、星川と御影?」



あなた & hskw 『…はい』「はいっ」



え、この先生、ちょっと喋っただけで怒るタイプか…??

少し不安になって、サラちゃんと目を見合わせる。



しかし、先生は喋っていたことなど気にせずに、こういった。



先生「放課後、生徒会室に行くように」



えっ?

うわ…



hskw 「はい」



先生 「?御影?なんかあったか?」

あなた 『はいっ』

先生 「はーい、じゃあ係と委員会決めるぞ〜…」 





…早退しようかな。
結局早退はしなかった。

一応保健室に行って、一応熱を測ったが、驚異の35.9度である。

流石にこれじゃ帰れない。

 



というわけで、生徒会室に向かう。

星川も一緒である。



そういえばさっき、
hskw 「あ、星川って呼んでいいよ!」

と言われたので遠慮なくそう呼ぶことにした。





生徒会室に着く。若干1年教室からは遠い。



hskw 「すみません、1-Aの星川です」

?? 「あ、はーい」



ガチャ、と音がし、重厚な扉が開く。

?? 「叶さんのお客さん?」

と、赤メッシュの人が出迎えてくれた。



hskw 「あ、三枝先輩、私たち生徒会室に呼び出されたんですけど…」

segs「あ、えーっとね、叶さんが呼び出したんだよね。俺も詳しくは知らないんだけど…。」



ていうか、赤メッシュの人、三枝さんって言うんだ…。

星川は先輩と仲が良いからか、生徒会に詳しい。

そのつながりで名前を知っていたのだろう。



ていうか、睡眠薬盛られた疑惑?大丈夫なんかな。

とか考えていたら、無視できない言葉があった。



segs 「さっき、ローレンくん?さん?と話しながらどっか行ったよ」

あなた 『え、ローレン?』



アイツも呼び出されていたとは初耳である。

まぁ事件の関係者だし、呼び出されないほうがおかしいのか。




segs 『…?うん。結構前にいなくなったしもうすぐ戻って来るんじゃないかな。てか、立ち話もなんだし、中で座って待っててよ!』

hskw 「あ、じゃあお言葉に甘えて…」



という流れで、生徒会室で待つことになったのだった。
三枝先輩は、気を使っているのか、事件の話はしなかった。

多分先輩が気を使われたほうがいい側ですよね?と思わないこともないがノータッチ。

睡眠薬を入れられるのは心に来る…のである。

もう"覚えた"から1滴でも匂いで分かるけど。



segs 「✳✳✳✳✳✳?」

hskw 「✳✳✳✳✳✳✳✳✳!」



それにしてもコミュ強である。





しばらくぼーっとして右から左に話を聞き流していたら、ドアをノックする音がした。



kne 「あ、もう来てたんだね〜、待たせっちゃってごめん」



そう言いながら、戸棚からコップを取り出し、お茶を注ぐ。



kne 「はい、ごめんね、お詫び」

hskw 「あー!ありがとうごさいます〜」



そう言って星川がお茶に口をつける。

飲むときの仕草が上品だ。
 


私もそれに習ってお茶に口をつけようとした。

そのお茶から知っている匂いがした。



















睡眠薬である。
2026/05/30 誤字修整

プリ小説オーディオドラマ