苦しい
身体がだるくてベッドに沈んでいるような感覚がする
寝ようとしたけどすぐに起きてしまった
ヒョン達に会いたい
わがまますぎるなあ僕って
いまさっきヒョンたちに縋ってしまったばかりだっていうのに
これ以上わがままになるのはダメだよね
"ヒョヌが自分が辛いのを無視して我慢してるのに気づけないのがすごく悲しいし悔しい"
自分に呆れる
なんで都合のいい頭なんだろう
こんな時に浮かんでくるなんて
僕って今辛いのかな……?
息は苦しい
身体だってだるい
でもこれって辛いっていうのかな
いくら考えたって答えなんて浮かんでこない
ただ、ただ誰かに、ヒョンに抱きしめて欲しい
そう思う僕は勝手なやつだ
気づけば僕はだるい身体を無理矢理起こしリビングに向かっていた
ご飯を食べているとヒョヌが起きてきた
ジフナに連れられソファーに大人しく座るヒョヌ
ほんのり赤くなっている顔に、汗、荒い息
さっきより熱高くなったのか?
先生は微熱が続くって言ってたのに熱少し高いよなあ
熱はないって言ってたもんな
こんな分かりやすいのになんで隠すんだか
そういいスニョアが頭を撫でるとヒョヌが手を広げた
いつもヒョンたちの愛を拒絶しないけど受け身なヒョヌ
そんなヒョヌからハグの要求でみんなが困惑する
スニョアが恐る恐るヒョヌにハグをするとヒョヌが抱きしめ返した
隣でヒョンたちにハグされているヒョヌの顔色を見る
赤いしあまり良くないことは確かだ
何も無くても熱を下げる薬くらいは貰っておこう
辛そうなヒョヌを見て俺まで顔が歪む
ヒョヌはこんな時でも相手の望む答えを考えてしまう
自分の意思なんか後回しにして
確かに何も食べないのかかえって良くない
何とかして胃に食べ物を入れなくちゃな
俺は練習生時代にヒョヌが食べていたものを思い出した
end.






















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。