"死にたがり な アノ子" 。
朝 。
7時に目が覚めて
家を出て
学校に登校する 。
この道を歩いて
車が来る 。
朝 。
同じサイクルを繰り返して
何回この日を迎えても
死ねない 。
学校ではいじめられて
親にも暴力振るわれて
早く死にたいのに 。
同じ時間
同じ道
同じ車
全部同じで 。
2回目ぐらいでこの"ループ"に気づいたけど
何回繰り返しても死ねない 。
もう何回目だろう 。 100 ? 200 ?
死ねたら抜け出せるのかも
わからなくて 。
何してんだろう 、 僕 。
そして 、
僕を助けようとする同じクラスの若井 。
いろんな方法を試してきて
アイツもこのループにいるんだろうな 、
あれから何回目 ?
何回車に轢かれても 死ねなくて 。
また同じ朝が来る 。
今日もやる事は同じだ 、
今日は若井が来てないみたい 。
今度こそ死ねるんじゃ ...
早くこのループから抜け出したい 。
よし 、 これで ___
朝 。
まただ 、 また同じ日が来る 。
行かないと 。 死なないと 。
今日も若井は来なかった 。
なんか変な雰囲気がして
嫌な予感がする 。
同じ道を歩いて
あの車に轢かれれば __
あれ 、 ループされない 、 ?
解放されたのか ?
痛い 。 寒い 。
このまま待っとけば 死ねるのかな 、
若井 、 元気かな 。
僕は意識を手放した ___
今回も結構好きです 。
omrさんの「死にたがり」は
いつの間にか ストレスではなく
ループから抜け出す為の
自殺への執着だったのかもしれませんね 。
一方wkiさんは
助けたらループから抜け出せると考えて
抜け出すために「助けたがる」 。
2人のすれ違いがようやく報われて 、
とある日 、 偶然wkiさんだけ
「お互いが死ぬ」という条件に気づいた 。
omrさんは未だ死ぬ事への執着で
周りが見えてなかったんでしょう 。
そんな感じです 。
それでは 。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。