第30話

💗偶然
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2021/01/20 17:09
あなたside


あれからしばらくお互い仕事が忙しく
電話やメールだけの日々が続いた


2週間程経っただろうか


私は寂しい気持ちを、忙しく仕事に打ち込む事で誤魔化していた


今日も会えないのかぁ…


そんなことを思いながら、同僚の友達に誘われてランチをしている


その子には応援してもらってから
今までの経緯を話している



時間が合えば会わせたいなー
なんて思っているほどだ


なかなか会えない現状と
無理矢理でも時間を作ってもらうのは
申し訳ない気持ちを相談する
友達
友達
あなたはさぁ、悩みすぎだよ!
会いたいと思ったら会いに行けばいいじゃん!
家には帰ってるんでしょ?
合鍵だってもらってるんだから、案外待ってるかもよぉ〜笑
あなた
あなた
そうかなぁ〜
お互い大人だし、若い頃みたいに
感情に忠実!って感じで行動できないよねぇ笑
友達
友達
グダグダ言ってないでさ!
今日私仕事手伝うから、行っておいで!
あなた
あなた
え、いいの?
友達
友達
そのかわり!
今日のランチは奢りね!笑
あなた
あなた
ありがとう!
でも、ほんとはそっちが狙い?ww
なんて話をしながら
背中を押してもらえたので
今日の仕事を早めに切り上げて
康二の家に向かうことにした




んー!終わった!
友達に感謝の気持ちを伝えて、帰りの支度をした


一応ご飯が作れるようにスーパーだけ
寄って行こう



おつかれ〜!と告げ
足早にスーパーへ向かう



今日は会える嬉しさからか
体が熱く感じる

そんなことを思ったが
何を作ろうかな〜なんて浮かれていた私
今日はピーマンが安いから
青椒肉絲にしよっと!


康二の喜ぶ顔を思い浮かべながら
荷物を片手に康二の家へと向かう

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