HAOside
拗らせ続けてやっと叶った恋。
僕とハンビナは恋人になりました。
僕はハンビンを連れて真っ先にジウンの元へと走る。
教室に向かうと、ジウンが椅子に座って本を読んでいた。
「ジウナ!!!」
僕が大きな声でいうと、ゆっくりこっちをむいて
「あ、付き合ったの?」
と言ってくる。
先に言われた。
「あ、ちょっと先にいわないでよ」
僕が明らかに拗ねると、ジウンは笑って僕の口から出る言葉を待ってくれた。
「その、」
いざ、言うとなると少し恥ずかしくてなかなか言い出せずにいるとハンビナが
「ハオヒョンとお付き合いさせてもらうことになりました」
とあっさり言ってしまう。
ぽかん、としている僕を置いてジウンが
「やっと?ㅋㅋㅋおめでとう」
「これからは、俺を巻き込んで喧嘩するなよㅋㅋㅋ」
そう言うジウンの意味がわからなくて、呆気に取られているとハンビナが
「ほんと、さっきはごめんなさい」
「ありがとうございます」
と二人だけの会話をするから僕は
「なに!どういうこと?」
とわーわー騒ぐと、二人はそろって「「内緒」」と言ってくる。
僕はカチンときて、「もういい!」といって歩き出すと、その後ろで「まって、ハオヒョン」とハンビナが追いかけてくる。
それだけでもう幸せで、口元が緩む。
「あ!ヒョンわらってる」
「かわいいㅋㅋㅋ」
そうハンビナが言うから僕は照れて、ハンビナの手をすこしつまんで、手を握る。
僕とハンビンの幸せな学校生活、これからはどうなるのか。
想像するだけで胸が満たされていく。
ハンビン、これからも大好きだよ!
そう思い、繋いだ手をもう一回ぎゅっと握りしめる。
Jiwoongside
ハオとハンビンくんから正式に付き合ったと言う報告をされた。
さっきのこともあって、大丈夫だとは思ってたけど、ちゃんと本人達から聞けて安心した。
ハンビン君が少し気まずそうにしているのが面白くてつい揶揄うと「ほんと、ごめんなさい」なんて、ハムスターがしょんぼりしてるような顔をするから、笑いが込み上げてくる。
ほんと、よかった。
このカップルには散々悩まされたんだから何かお礼をしてもらおうかな。
ハンビン君の反応も面白いし、いつまでいじり続けようか。
僕たち二人で少し秘密の会話をしていると、ハオが拗ねてもういい!といって教室をでていく。
ハンビン君は、その後を追いかけるように、僕に一礼してからハオを追いかけていった。
はあ、もうちょっと僕に気を遣ってくれてもいいと思うんだけど。
そんな気持ちは結ばれたあの二人に届くわけもなく、これからも振り回されるんだろうなとおもい、もう一息、ため息が出る。
さっきハンビン君と話した会話は、僕とハンビン君の秘密だし、ハオを泣かせるようなことをしたら今度は僕がハオを守るからね。
そんなことはないと思うんだけどね。
とにかく二人が幸せそうでよかった。
僕も、恋したいなあ。
もうすぐ、僕にも恋の季節が訪れることになることはは、今の僕には内緒だよ___________________











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!