━ 春の月 1日 ━
天気 晴れ
ノーラッド 定期便 セルフィア行
俺はいま空の上にいる
この飛行船と言われる乗り物は今、
セルフィアの町へ向かっている。
その町は神様がいるということで有名な場所だ。
そして、俺は今
彼への届け物を持ってここにいる。
そういうとこの船の操縦士の人に話しかける。
少し戸惑いながらも船長は構わず話を続ける。
彼がそう言い終わると一瞬だけ
苦虫を噛み潰したような表情を見せ
その顔がバレないように俺は精一杯の作り笑いをする
俺はそういい再び空を眺める。
すると荷物として置かれていた樽から
こちらを覗く者が二人いる事に気づかなかった
大きな雄叫びをあげながら
樽を内側から壊して出てきた二人は
全身が赤と青と白を中心に装飾された鎧をまとっている
いかにもガラの悪そうな男が言い終わると
同時に後ろからもう一人の男が近くに寄る
男は見えない兜の奥でニヤリと口角を上げる
その言葉を聞くと操縦士と同様
鳩が豆鉄砲を食らったかのような表情で動揺した
これまで無言で見ていた操縦士が
痺れを切らして問いかけてくる
それはホントに何も言えずただ拳を握りしめ
突如として現れた兵士たちをカナリートルマリンみたいに
黄色に輝く宝石のような瞳で力強く睨みつける
そう宣言すると俺は
護身用のブロードソードを手に取り兵士たちに向ける
鈍な剣に比べて相手は本物の大剣
分は圧倒的に相手が上手だが
その差をもろともしない剣さばきで
あっという間に二人の兵士をダウンさせた
そう言い船の外にある景色を眺めながら
青く輝く宝石のような石を大切そうに取り出して決意を表す
すると先程ダウンさせたえらそうな兵士が起き上がり
音も立てずに忍び寄って来たことに気づかなかった
その声が聞こえた時にはもう遅く
剣の柄頭で後頭部を強く叩きつけられそのまま気絶してしまった
視界の端で青く輝く宝石たちが空に舞うのを最後に
New Character Data
名前 たっつん
性別 男
身長 165cm
出身 不明












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!