放課後。
下駄箱で靴を履き替えていたら _
なんか歩きにくい。
足元を見てみたら、右に左靴、左に右靴。
慌てて脱いで直そうとしたとき。
すぐ後ろから声が降ってきた。
ぎくっ。
振り返ると、案の定、にやにや笑ったyaくん。
もう穴があったら入りたい。
しかも周りの人に聞こえてそうで、余計に恥ずかしい。
靴を履き直そうとすると
彼が、すっとしゃがみこんできた。
私の足元に手を伸ばして、靴を整えて履かせてくれた。
ぐいっとかかとを押して、トントンと直してくれる。
まるで小さい子にしてあげるみたいに。
顔を上げて、ふっと笑う彼。
一瞬だけ、いつもの意地悪な笑顔じゃなくて
なんか優しい顔に見えた
すぐにいつもの調子に戻って、にやにや笑う。
きりますすすすすす!!!!











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!