「__ 入部希望の、泉あなたの下の名前です。」
「……は、…?」
まぁ、こうなりますよね。笑
事情を説明したいのは山々なんだけど、全員に聞かれるのもあれだし…
あなたの下の名前「…澤村さん、あと菅原さん。ちょっと話せませんか?」
菅原「う、うん…?」
澤村「分かった、じゃあとりあえず外出ようか」
日向「あれどういうこと?」
影山「俺に聞くな。知らん。」
___ 苦しい。
出来る限り、俺の許す範囲内で話した。
家庭の事情があって、女装してること。
出来れば誰にも言わないで欲しいこと。
あとは、男として扱って欲しいこと。
俺も好きで女装してないし、しなくていいならもちろん辞める!すぐにな!
けどそれは事情が許してくれない。
澤村「……なるほど、わかった。それで武田先生は承諾した訳だし、これから宜しくな」
菅原「何かあったらすぐに相談しろよ〜!」
あなたの下の名前「〜っはい、ありがとうございます!」
優しい人達でよかった。
影山side
何だ、あいつ…
俺が体育館でジャンプサーブを打とうとした時、体操服の女が入ってきた。
影山「…うっす」
とりあえず挨拶をする。まさか俺が話すとは思ってなかったみたいで、少しびっくりしていた
なんか、仕草がハムスターみたいだ。
聞いたところ、彼女は泉あなたの下の名前と言うらしく。
マネージャーの人かと思って、これから宜しくと伝えようとしたが__。
そこで邪魔が色々と入ってしまった。
上級生と、1番だ。
そんで、あいつはマネージャーじゃなくて選手希望らしく、3年生を連れてどこかへ行ってしまった。
影山「なんなんだ、全く」
日向「なんか言ったか?」
影山「気にすんな。」
上手くいかねぇな。
あなたの下の名前side
何とか説明を終えて、戻ったら
澤村さんが「女性だけど、男と混じってのプレーに長けてるから選手として入部する」と言って貰えた。
とりあえず部活に関しては一安心かなぁ。
互いに信用し合えるようになるまでこの建前は崩さずに行こう。
いつの間にか俺の横にいた田中さん以外の2年生も集まってきた。
や、なんか目の前に見た事ある人がいるんだけど。
あなたの下の名前「え、ちょっと待って。力?」
縁下「え、あなたのニックネーム?」
……1番信頼できる人が、同じ部活の先輩だった件。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!