京本side
俺はメンバーの松村北斗とお付き合いをしている
俺をきちんと愛してくれる
でも、そんな事は無かったのかもしれない
俺はさっき聞いてしまったのだ
"北斗が樹に好きと言っているところを"
俺は楽屋に忘れ物をして取りに行こうとした
その時
松村)俺は好きだよ、樹は?
田中)俺も好きだよ
ドア越しに、そう聞こえて来たのだ
俺はいてもたってもいられなくて、その場を離れた
京本side
俺たちは付き合ってたはず
前から北斗は樹を好きだったの...?
それとも最近、?俺にもう冷めちゃった、?
俺何か悪いことしたかな、、、
恋人だと思っていたのは俺だけだったのかな、
そういう気持ちが込み上げてきて
もう抑えられなくなっていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!