JK side
世界的に有名なアイドルグループBTSの六男。
彫刻も逃げ出すと喩えられるほどに眉目秀麗。
どこをとっても美しい人で…笑うと凄く可愛い人。
それがキム・テヒョン。
僕の好きな人。
僕の隣でコントローラーを握りながら小首を傾げるテヒョンイヒョン。
サラサラな髪が流れて綺麗な三白眼がのぞく。
何かがキュッと胸を締めつけるのを感じながら、ヒョンの隙を狙って一気に追い抜いていく。
よし、また僕の勝ち。
思わず口元が緩むとヒョンはそれに気づき慌てて画面に向き直る。もう遅いよ笑
軽くあしらうと口を尖らせながら僕の肩を叩く。
なんで空腹か腹痛の二つしか選択肢がないんだろう。
柔らかな笑みを残しキッチンへと向かうヒョンの後ろ姿を盗み見る。
鼻歌まじりにお菓子を探すヒョンの後頭部は寝癖で少しはねてて、戸棚を漁る手はスラリと細長く、指が綺麗だ。
お菓子を手に振り返って見せるその笑顔は、きっと何よりも美しい。
…本当に美しい人。
その笑顔が僕だけのものになる日は来ますか?













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。