コンコンコン
社長「どうぞ」
ガチャ
「失礼します」
まみ(マネージャー)「失礼します」
隼也と食事に行った際、週刊誌に取られてしまって、社長室に呼び出しをくらった
社長「………姫美。なんで呼ばれたか分かってるわよね?」
「はい」
社長「あの週刊誌に書いてあることは事実なの?元彼が居て、その人と復縁するってのは」
「彼と付き合っていたのは事実です。でも、復縁はするつもりはい全くありません」
社長「はぁ……分かった。そういうことで各社には文面を出しとく。でも、その元彼さんのことを詳しく教えて」
「はい。彼、金子隼也とは
2012年度の天てれで共演していました
それで、同い年ということもあって
特に仲良くしていて
そして、その年の7月ぐらいに交際しました」
まみ「でも、なんでラウールさんは知ってたの?テレビで見てたって言ってたけど……」
「それは、天てれで言った、というか言わされたというか」
社長「どういうこと?」
「テレビのノリってやつですよ。そのノリで言ったんです」
あの時は、ジャニーズ事務所の紅一点だ!
なんて囃し立てられ、色んな番組に呼ばれたけどすぐに落ち着いた
仕事も天てれぐらいしかやってなかった
「だから、意外にも周りに広まらなくて。なので、その当時天てれを見てた子達ぐらいしか知らないんです」
ラウールがいい例だよね
社長「なるほどね……で?いつ別れたの?」
「14年の3月です。SnowManに加入する前に別れました」
もし、このまま付き合っていたら、いつかバレて隼也に迷惑かける。2人で話し合って別れることを決めた
社長「好きじゃ無くなったから別れたじゃないのね?」
「好きだったから別れたんです。それは隼也も同じ想いでした」
社長「それなのによく復縁しないって言い切れるわね」
「もう恋愛感情が無くなったからです。そりゃ、別れたすぐはまだ好きでしたよ?でも、時が経つにつれ、友人としての感情しかなかったんです」
それに、今は阿部ちゃんが好きだし
なんて、今の状況では絶対言えない!というか言ったらやばい……
「本当、すいませんでした」
社長「……姫美」
「はい」
社長「1ヶ月謹慎」
「えっ……」
社長「……って言いたいけど、中村さん、天てれの収録って、もう今月の放送分は撮ってる?」
まみ「はい!少々お待ちください…………
えっー、この1ヶ月は天てれは……そうですね。撮影済みです」
社長「それだと、謹慎しても意味が無いわね。出ちゃってるし」
まみ「そうですね……」
社長「……姫美」
「はい」
社長「1ヶ月、生放送に出ないこと
これから収録するのも減らすから
表向きは別の用事としとくけど、
事実上の謹慎よ。
今日はもう自宅に帰ること
金子さんが元彼である事実と復縁はしないっていう文章はこっちでするから」
「はい。謹んでお受けいたします」
また1ヶ月みんなに会わないのか
まあ、自分で蒔いた種だし、仕方ないんだけど
社長から処分を言われ、私たちは社長室を出た
「失礼しました」
まみ「失礼しました」バタンッ
みんなに報告するのに、さっきの道を戻る私たち
「はぁー」
まみ「良かったじゃない。そこまで重い処分じゃ無くて」
「十分重いよ。せっかくみんなに会えたのに……また1ヶ月……」
まみ「本当、メンバーさん大好きだね〜」
「あたりまえじゃん!」
まみ「はいはい」
「ふふふ」
まみ「……ねぇ」
「何?」
まみ「『次からはそうする』って言ってたけど、その予定があるのかしら?」
「だから、切り取らないでって言ったじゃん!」
まみ「いや、普通に気になるでしょ!何なの?教えなさいよ!」
「さっき、その系統で怒られてんだよ?」
まみ「別に報告しなきゃいいのよ」
「えー!マネージャーがそれ言っちゃう!?言っちゃうの?」
まみ「言うね。言っちゃうね。それで?」
「いや、だから……」
まみ「|•'-'•)ジーッ………」
まみちゃんからの無言の圧がすごいんだけど〜
「………はぁ、まみちゃんって私が仕事ないとどうなるの?」
まみ「休みよ。何も言われない限り」
「ですよね〜……じゃ、この後も?」
まみ「そうねー姫美を家まで送れば私の仕事終わり」
「……その時でいいなら話すよ」
まみ「あら!いいの?ありがとう〜」
何が『あら!いいの?』だよ。半分言わされてんのに
そうこうしてるうちにSnowManの部屋に帰ってきた
ガチャ
「ただいま」
SnowMan「「「おかえり!/おかえりなさい!」」」
部屋に入るとラウールと涼太と阿部ちゃんという佐久間しかいなかった
ああ、仕事行っちゃったか。間に合わなかった……
阿部「どうだった?」
「1ヶ月謹慎」
佐久間「えー!謹慎すんの!?」
ラウール「べつに姫美ちゃん、悪いことしてないのに」
「仕方ないよ。もう世に出回ってるんだから。それに完璧な謹慎じゃないから」
宮舘「そうなの?」
「うん。生放送は一切出られない。仕事も減らすって」
ラウール「そっか……」
「そんでもって私はこれから帰ります」
阿部「えっ、帰っちゃうの?」
「うん。今日は帰れって」
阿部「そっか……久しぶりに会えたのに……」
「なんかごめんね」
阿部「うんん。仕方ないって」
「ありがとう。じゃ、お疲れ様」
佐久間「おっちー」
阿部「おつかれ」
ラウール「バイバイ(^_^)/~~」
宮舘「お疲れ様」











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!