第34話

…4
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2024/07/04 09:00
廉side

廉
…ッ、ウッ、ッ…
1人になると涙が止まらなくなってしまった

さっきの苦しそうな紫耀の姿を思い出して…






あん時スタッフさんにちゃんと確認していれば…

もっと早く紫耀の変化に気づいていれば…


あんなに苦しい思いをさせずにすんだかもしれない



俺が…俺が…






プルルルル





突然スマホがなった

神から…




「廉、紫耀 目覚ましたから戻れる時に戻っておいで」

とても優しい声
神には全部お見通しだ









俺は急いで病室へ走った













紫耀side
目を開けると白い天井、そして涙目でこちらを覗く海人の顔があった
紫耀
紫耀
…か、い
海人
海人
…しょ、?紫耀!
海人
海人
大丈夫!?どっか苦しいとかない?あっ岸くん達呼ばなきゃ、…えと、違う先に先生…?
海人
海人
岸くん達は廊下にいるから!え、えと、待ってて、すぐ呼んでくるから!
紫耀
紫耀
…ふふ
あわあわ している海人が可愛いな、なんて
そんなことを考えてたら岸くんと神、そしてお医者さんが入ってきた
岸くんが俺が倒れた時のことを教えてくれて

お医者さんにもいくつか質問されたからそれに答えていると…
廉
ハァハァしょ...
扉の前には目が真っ赤に腫れ上がっている廉がたっていた

誰が見ても泣いたんだなって分かるくらい
紫耀
紫耀
…ねぇ、岸くん
岸
ん、どした?
紫耀
紫耀
廉と2人で話したい、いい?
岸
おう、わかった じゃ俺ら外にいるから
紫耀
紫耀
ありがと

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