遠くからでもわかる
あの人の笑顔と雰囲気の温かさ
私の身が焦がれ続けた 、
あの恨めしくも懐かしい
あの人だ
自分はあの人の影としてこき使われ
本来は羨み妬むべきだろうに
私が馬鹿な程にお人好しだからか
それともあの人だからこそそう思わせられるのか
ついそう思いながら
これからもそうであるようにと願った
このまま私がここにいては行けない
そう思いジャミルさんの元へと足を進めた
そのまま留まってしまったら 、 欲張ってしまう
" 私が僕であると気づいて欲しい "
そう願ってしまいそうだったから
暫く廊下を歩くと 、 手紙で伝えた通り
ジャミルさんが壁に寄りかかり待っていた
私を見つけると何か渋い顔をして
なにかバツが悪そうにこちらを見つめた
なにか諦めたような薄ら笑いを浮かべ下を向いた
太陽を守る者 、 影となるもの
双方にしか分からない通じるものがいくらかある
特にジャミルさんは …
幼い頃の私をいちばん知っている
反対に 私も 。
だけれどお互い
今何を思っているかは想像できなかった
別に気まづいだとか
居心地が悪いわけではない
むしろそれは逆だ
2人を静かにさせているのは
学生がおうには重すぎるものを
互いに背負いすぎているからだろう













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。