前の話
一覧へ
次の話

第7話

光を守る者
1,390
2023/10/18 09:00 更新















 遠くからでもわかる

 あの人の笑顔と雰囲気の温かさ

 私の身が焦がれ続けた 、

 あの恨めしくも懐かしい

 あの人だ
貴方
貴方
( 元気そう … よかった ) 


 自分はあの人の影としてこき使われ

 本来は羨み妬むべきだろうに

 私が馬鹿な程にお人好しだからか

 それともあの人だからこそそう思わせられるのか

 ついそう思いながら

 これからもそうであるようにと願った
















貴方
貴方
 …… スタスタ 

 このままがここにいては行けない

 そう思いジャミルさんの元へと足を進めた

 そのまま留まってしまったら 、 欲張ってしまう

 " 私があの兄であると気づいて欲しい "

 そう願ってしまいそうだったから


















 暫く廊下を歩くと 、 手紙で伝えた通り
 ジャミルさんが壁に寄りかかり待っていた

 私を見つけると何か渋い顔をして
 なにかバツが悪そうにこちらを見つめた


ジャミル
ジャミル
 ……………… 
貴方
貴方
 お久しぶりです 
ジャミル
ジャミル
 あぁ … 。 久しぶりだな 


 なにか諦めたような薄ら笑いを浮かべ下を向いた

 太陽を守る者 、 影となるもの

 双方にしか分からない通じるものがいくらかある

 特にジャミルさんは …

 幼い頃の私をいちばん知っている

 反対に 私も 。

 だけれどお互い

 今何を思っているかは想像できなかった

ジャミル
ジャミル
 ついに … ここまで来てしまったんだな 
貴方
貴方
 … 責務ですから 
ジャミル
ジャミル
 ……… そうか 

 別に気まづいだとか

 居心地が悪いわけではない

 むしろそれは逆だ

 2人を静かにさせているのは

 学生がおうには重すぎるものを

 互いに背負いすぎているからだろう

プリ小説オーディオドラマ