覡探偵社 ---
‥ あの人が気になる 。
彼とは初対面の筈だ 。金髪に僕と似た黒目 。
‥ 金髪でデコ上げ ?
急いで東京卍會関係の資料を読み漁る 。
‥ 一致した 。
持っていた資料をバサバサっと床に落とした 。
‥ でも何故コイツは僕の事を知っているんだよ 。
内通者でも居ない限り ‥ ,
嗅ぎまわってるのがバレたとは考えにくい ‥ か ?
2人は優しいなぁ ‥ こんな僕にさぁ 。
とりあえず , もう一度全ての資料を整理しよう 。
順々に整理して行くとこう 。
・ 東京卍會は僕の情報を得ていて , 近くに内通者が居る 。
・ もしくは , 前から把握されていた 。
けどこの説は少し薄い 。
内通者が居ると言えるほどの人脈はそれほど多くない 。
一虎君は間違いなく違う 。
あの時のマイキーと呼ばれる人物への敵意が強かった 。ゼロだろう 。
鶴蝶君も違う 。まずマイキーと呼ばれる人物への接触もない 。今日以外に僕から離れた日は無い 。
棒付き飴玉を見た時に不思議な感覚になった 。
頭が痛い 。
なにか
思い出せない 。
痛い 。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い 。
意識が飛びそうになる 。
頭を貫かれる様な痛みと 、
何かが頭の中で渦巻いている感覚 。
気が可笑しくなった様に俺は事務所を飛び出してしまった 。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!