第132話

ただ君を愛しているから②終🧡❤️(リクエスト ✉️)
2,911
2026/01/06 16:34 更新
第131話「ただ君を愛しているから①🧡❤️」の続きです!

そちらから読んでいただきますと、よりストーリーが楽しめます!📖´-

💡今回のお話では、なにわ男子の楽曲
「Because I just love you」の出だしと2番の歌い出しから最後までの歌詞を引用させていただいております😌

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※ オリジナル設定


🧡 アイドル × ❤️ 一般人


※ 特別出演

💚 マネージャー


※ モブキャラ登場します


⚠️ 年齢操作あり







【西畑side】




会社の近くのホテルにしばらく泊まることにした




あの後、流星から何度も着信があったしLINEも届いていたけど無視をしている




いまの状態で話をしても、また酷い言葉をぶつけてしまいそうやから……




西畑「…………ふぅ」




夜、シャワーを浴びてホテルのベッドに横になりながらスマホでSNSを眺めていた




スマホは学習能力が高いから、普段からRYUSEIを検索していたせいで嫌でもRYUSEIに関する投稿を流してくる




切り抜き動画のシェアとか、推し活報告とか……




ほんまにたくさんの人に愛されているんやなって改めて感じる




『RYUSEIくんの熱愛ショック~😭

でも◯◯ちゃん可愛いし、お似合いかも……💕』




西畑「……っ」




心の奥がチクッとした




こんな投稿見なければええのに、指が勝手に動いてコメント欄を覗いてしまう




『え、めちゃ分かります😂

ショックだけど◯◯ちゃんなら有りかもって

思っちゃいました🥹』




『それ私も思いました!

むしろ◯◯ちゃんで良かった🥲✨』




『もし本当に付き合ってたとしたら美男美女すぎる!』




『それな、応援したい📣✊🏻❤️‍🔥』




『◯◯ちゃん良い子そうだし、RYUSEIのこと

本気で支えてくれそう🥰』




西畑「……はぁっ……はぁっ……違うっ!///」




RYUSEIの恋人はその子やないっ!!




RYUSEIの…………




流星の……恋人は……俺やのにっ///





今なら匂わせをする人の気持ちが分かる気がする




そうでもしないと自分の存在価値が失われて、このまま消えてしまいそうな感覚になるから




プライベートで撮った流星の写真を自分のSNSに貼り付ける……




西畑「……っ……ヒッグ///……ゔぅっ///」




やけど、投稿ボタンは押すことができなかった




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【大西side】




大橋「RYUSEI」




大西「……大橋さん」




大橋「ここ数日間ずっと元気無いやん……。

大丈夫? 休み取る?」




大西「いえ、大丈夫です。

今月末にはライブもあるし……頑張らないと」




大橋「あんま追い込んだらあかんで?

……そういえばあの子はライブ来てくれるん?

シェアハウスしてる西畑くん」




大西「……あー、……大ちゃんはたぶん来ません」




大橋「えっ!? 今回のライブは

どうしてもその子に来て欲しかった

ライブやろ!?」



大西「……はい。……やけど、喧嘩してもうて。

……いま、大ちゃんが家におらんのです」




大橋「……大丈夫なん?それ」




大西「……分かりません。

…………でも、ライブは絶対成功させるので!

心配しないでください」




大橋「うん。何かあったら相談してな?

……なら、そろそろ撮影行こうか」




大西「……はい」




大ちゃんが家を出ていって数日、正直まともに寝られていないし食欲も湧かない……




やけど、月末に控えているライブのために食事だけは無理やりでも摂るようにしている




ここで倒れるわけにはいかへんから……





_____________________




【西畑side】




ホテル泊まりの生活が3週間目を迎えようとしている




そろそろ頭も冷えてきた頃やし、家に戻ることも考えたけどテレビでRYUSEIのコマーシャルが流れるだけで涙が溢れてしまう……




あかん……まだもう少し気持ちを落ち着かせんと……




流星と離れている間、感じたことがある




それは、芸能人の流星と一般人の俺が関係を続けていくのは難しいんやないか……ってこと




流星のことを本気で愛しているのに、立場が違うだけでこんなにも苦しい思いをせなあかんなんて……




自分が一般人であるという事実に腹すらも立ちそうになる






会社に行く準備をしていたらスマホが鳴った




西畑「……え?」




相手を確認すると大橋さんからやった




遠方に住む流星の家族の代わりに、俺の電話番号が緊急連絡先の第1候補として伝えられている







まさか、流星に何かあったんじゃ……






西畑「……はい。西畑です」




大橋《あ、お世話になってます。

◯◯プロモーションの大橋です》




西畑「あのっ…流星になにかあったんですかっ!?」




大橋《えっ!? あーいや、全然そんなんや無いから

落ち着いて!》




西畑「そう…ですか……良かった」




ほっと胸を撫で下ろす




大橋《ほんまはこんなことで連絡取ったら事務所の

上の人から怒られるんやけど、どうしても

伝えたいことがあって……》




西畑「……?……なんでしょう?」




大橋《今月末、RYUSEIのライブがあるから、

西畑くん観に来てくれへん?》




西畑「……え?」




大橋《何も言わんと観に来てほしい……》




西畑「でも…その日は仕事入れちゃいましたし……。

それに俺、いま流星とは……」




大橋《喧嘩中……なんやっけ?笑》




西畑「……はい」




大橋《大丈夫。RYUSEIには西畑くんが来ることは

内緒にしておくから。

途中からでもええし、とにかく終わる前に

来て欲しいんよ……》




西畑「…………分かりました」




そこまでしてお願いしてくるなんて




今回のライブ、そんなに来場者数が期待できへんのやろうか…?




文春報道のせい……?




大橋《RYUSEIには俺から誘われたって

絶対言うたらあかんで?》




西畑「……はい」




大橋《場所と時間はまた当日間近に連絡するな?》




西畑「……はい。分かりました」




大橋《……待ってるからね。俺も……RYUSEIも》




西畑「……え?」




大橋《ほな、失礼しまーす!》




西畑「あ、ちょっと!」




そのまま電話を切られてしまった




西畑「もー……なんなんよ……。

…………って、やばっ!!」




気付いたら出勤時間ギリギリで、急いでホテルの部屋を飛び出した





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___ ライブ当日




西畑「はぁっ……はぁっ……」




仕事が長引いてしまったため、急いでライブ会場へと向かう




事前に伝えられた裏口へと回れば、大橋さんが待っていた




大橋「西畑くん!こっち!」




西畑「はぁっ……はぁっ……///

すみませんっ……遅なってっ///」




大橋「まだ終わってへんから大丈夫!

はいこれ、書いて?」




入館受付書に名前を書いて、〝 関係者 〟と書かれた札を首から下げる




大橋さんと一緒に場内へと向かう




バックヤードでうっすらと聴こえていた流星のMCの声が、どんどん近くなってきて心臓がバクバクした




流星が……すぐそこにおる




大橋「……こっち」




少しだけドアを開けると音がダイレクトになる




2階席の後方にある関係者席のひとつに案内された




まだMCの途中らしく、ギリギリ間に合ったらしい




大橋さんと横並びに座りながらステージを見下ろした




大西「みんなほんまにありがとうね!

1日だけのライブやったけど、

すっごい楽しかった!」




西畑「……っ///」




そういえば、流星がRYUSEIとしてステージに立っている姿を最後に観たのはいつやっけ?




前はもっとライブやイベントに足を運んで、ファンの中に紛れながら応援しに行っていたはずやのに……






大西「えー……では。次の曲で最後になります」




ファンの皆から「えぇ~」という残念がる声が聞こえる




客席をよく見れば、来場者が少ないなんてことは無くて、やっぱりRYUSEIは多くの人から愛されているということを再確認した




大西「実はもうすぐ僕がデビュー3年目を迎えるん

ですけど、その節目を迎える前に届けたいと

思って……僕が曲を作詞しました」




会場から歓声が飛び交う




大西「これまで僕を支えてきてくれた家族、友人、

ファンの皆さん、スタッフさん……。

……そしてなんと言っても、アイドルとしての僕も

そうじゃない僕もずっと隣で愛して支えてくれた

大ちゃん」




西畑「え“ぇっ!?///」




大橋「しーっ!!」




会場内がザワザワとしだす




ファン1「……大ちゃん?……え、恋人?やだぁ~」




ファン2「……でも大ちゃんって男っぽくない?」




ファン1「……確かに」




ファン3「大ちゃんって誰!?!?」




ファン4「……RYUSEIくんの飼い猫とか?」




そんな会場の雰囲気を気にせず話を進めるRYUSEI




大西「大切で大好きなみんなに………彼に……

届きますように。

聴いてください〝 Because I just love you 〟」




︎︎

〝 余るほどの愛を Because I just love you

想い超えてくよ 運命

鳴り止まない心の声を

ぎゅっとね 右手に込めて 〟





RYUSEIの力強く甘い歌声に会場が一気に惹き込まれる




俺もそんなRYUSEIから目が離せなかった




〝 寄り道して歩いた 家までの道のり

途切れた会話の隙間が ふいに愛しくなった


似てるけど違う だからめぐりあえた

奇跡を忘れたくない 重なる歩幅で 〟





……あ、これってもしかして




付き合った日のこと………?




高校生の頃、学校から寄り道して帰ってる時




ふと会話が途切れた瞬間に流星が告白してくれたんやっけ……




懐かしくて愛おしい思い出に目頭が熱くなる




〝 甘いだけの愛を My love is forever

想い膨らんでく キミへ

好きが迷子になっても 大丈夫さ 僕が

強く強く離さない

幼い夢を 信じてほしい

約束は全部 キミとしよう

今日までも明日からも

やっぱり 分け合いたくて 〟






…… 全部を少しずつ思いだす




それはまだ俺らが小学生やった頃の会話




______




りゅうせい「~~~♪」




流星はほんまにアイドルが大好きで、好きなアイドルの楽曲をよく歌っている姿を見てきた




だいご「……りゅうせいはアイドルにならへんの?」


りゅうせい「え?」


だいご「そんなにすきならアイドルになればええのに」


りゅうせい「えー、なれるかなぁ~///」


だいご「うん!ぜったいなれる!」


りゅうせい「ならさ、もしぼくがアイドルになったら

だいちゃんがいちばんにぼくのことを

おうえんするひとになってくれる?」


だいご「もちろん!なりたい!」


りゅうせい「ぜったいね!やくそく!」


だいご「うん!やくそく」



_______




そう言って指切りげんまんしたやんか……






西畑「……っ…グスッ///...うぅっ///」




俺は何を不安になってたんやろう……




なんで流星こと信じてあげられんかったんやろう……




西畑「ごめんなさいっ///……ごめっ……りゅうせっ///」




大橋「………………」




隣に座っていた大橋さんが黙って背中をさすってくれた




〝 もっとそばにおいでよ かけがえない人

キミだけ見つめて 一緒にゆこう 未来へ



どんな時も 手を繋いで

ずっと一緒にいたいから

隣同士笑うのも 振りまわされるのも

キミ以外はありえない キミがいい 〟




西畑「……へ?」




涙でぐしゃぐしゃな顔をあげるとステージ上の流星と目が合ったような気がした




斜め上に伸ばしているマイクを持っていない手が、まるで俺を呼んでいるみたいで




その一瞬だけは周りの人たちが全て消えて2人きりの空間に包まれた感覚になった




〝 余るほどの愛を Because I just love you

想い超えてくよ 運命

好きなとこ変わっても 時が過ぎ去っても

この手だけは 離せない

呆れるほどに 言わせてほしい

キミだけをずっと 愛してる

願いことが 同じなら

そっとね 握り返して 〟





流星、………俺も愛してる




ずっとずっと流星のこと愛してる




RYUSEIのこと愛してる人はいっぱいおっても、流星のことをこんなに愛してるのは俺しかおらん!って自信を持って言える




大切な記念日に、素敵な贈り物をありがとう




流星がこんなに気持ちを込めて届けてくれたんやから




俺もちゃんと流星に向き合わんと……




西畑「グスッ ///………大橋さん」




大橋「うん?」




西畑「……終わってから流星の楽屋に連れて行って

くれませんか?」




大橋「……え?」




西畑「……お願いします」




大橋「……分かった。

楽屋には基本的に家族も友人も入れないから

特別にね……。

絶対誰にも言うたらあかんで?」




俺は小さく頷いた





______________________




【大西side】




大西「……ふぅ」




無事にライブを終えて楽屋に戻ってきた




汗を拭いて、衣装を着替える




………メイクは家に帰ってから落とそう




大西「…………。

…………家、帰りたくないなぁ」




大ちゃんはちゃんと眠れてるんかな?




ご飯食べられてるんかな?




身体壊してへんかな?




大西「……今日、観に来て欲しかったな」




なんとなく関係者席に大ちゃんがいるような気がして、そっちを見上げて歌ってしまったけど……




ライブあることすら知らないやろうし、来てるわけないやんな……








大ちゃんに会いたい




声が聞きたい




思い切り抱きしめたい……




早く帰ってきてや……大ちゃんっ///






___ コンコン!




大西「……っ……はい!」




急いで涙を拭う




大西「やば、アイシャドウ擦ってもうた」




大橋「失礼しまーす」




大西「はーい。おつかれさまでーす。

……って……えっ??」




アイシャドウを拭き取るために鏡を見ていたら鏡越しに見えたのは大橋さんと、……なぜかその隣に会いたかった大ちゃんの姿が




大西「えっ?……はっ?……えっ!?

なんでおるんっ??」




西畑「うっ///……グスッ ///…りゅうせぇっ///」




大西「…………大ちゃん」




西畑「りゅうせぇ~!!!///」




大西「うぉっ!?」




大ちゃんが思い切りぎゅうっと抱きついてきた




西畑「りゅうせっ/// 、ごめんなさいっ///、ひっぐっ///

うぅっ/// 、ごめんなさいぃっ///」




大西「…………」




大ちゃんを優しく抱きしめ返す




大西「俺の方こそごめん。ちゃんと伝えられへんくて。

驚かせたくてずっと内緒にしてた俺が悪い。

ほんまに、ごめんなさい」




大ちゃんはふるふると首を横に振った




西畑「俺もっ///…素直にっ///…なれへんくてっ///

ごめんなさいっ///

ほんまはっ、ずっと寂しかったっ///

いっぱいいっぱい我慢しとったっ///」




大西「……うん」




大ちゃんの瞳から溢れる涙を親指で拭う



西畑「でもっ///

流星はずっと俺のこと考えてくれとったっ///

それに気づけんくてっ///ごめんなさいっ///」




大西「……大ちゃん。もう謝らんといて?

大ちゃんは何も悪くないし……。

それに、俺の気持ちが届いたならめちゃくちゃ

嬉しい///

サプライズ大成功や~!♡」




大ちゃんのほっぺをむにゅっと摘めば、大ちゃんが笑った




西畑「うん!/// すっごいビッグサプライズやった!

ありがとう///」




「どういたしまして」なんてやり取りをほほえましく見守っていた大橋さんが空気を読んで楽屋から出て行こうとした




大西「……あっ!大橋さん待ってください!」




大橋「ん?」




俺は隣にいる大ちゃんの左手をギュッと握った




大西「……もうお気付きだと思いますけど、

…………俺と大ちゃんは恋人関係です。

真剣に交際しています」




西畑「えっ!?///……流星、言うてええのっ?///」




大橋「んー、まぁ……どう見てもそうやろうなぁ 笑」




大西「…………止めないんですか?」




大橋「なんで止める必要があるん?

別にRYUSEIはそんなことで仕事を怠る

人間やないやろ?」




大西「……その意識は持っているつもりです」




大橋「やろ?笑

それに、変なハニートラップに引っかかるよりも

ずっとそばで支えてくれていた西畑くんが

恋人でおってくれる方がマネージャーとしては

安心やし」




大西「……ありがとうございます」




大橋「まぁでも、事務所全体にはまだ言わんほうが

ええかもな。

全員が俺と同じ意見とは限らへんから」




大西「そうですね。…分かりました」




大橋「……それよりRYUSEI」




大西「はい?」




大橋「そろそろほんまに休み取りーよ?

ドラマの期間中もずっと忙しかったのに、

その後も作詞と作曲の付き添いとレコーディング、

あとライブのリハーサルで丸1日休んだ日

ほぼ無いやろ?」




大西「……無い……かもです」




大橋「明日の仕事はもうズラせへんからあれやけど…。

来週以降に3連休くらいは作ってあげられるし。

寂しい思いさせた分、西畑くんと過ごして

あげたら?」




大西「そうですね。そうします」




横を見れば大ちゃんと目が合って、にこっと微笑みあった




大橋「了解。なら仕事の調整しとくな~」




大西「ありがとうございます!」




大橋「あ。帰り、ふたりで大丈夫?」




大西「はい。タクシー拾いますね」




大橋「うん、そうして。

退館する時はRYUSEIが付き添って

あげてな?」




大西「分かりました」




大橋「なら俺、会場のスタッフさんたちに

挨拶して来るわ」




大西「はい。ありがとうございます。

お疲れさまでした」




大橋「お疲れ~」





_____________________




【西畑side】




___ パタン……




楽屋の扉が閉まって流星と2人きりになった




西畑「……ドラマ終わってからずっとあの曲のために

根詰めとったんやね」




大西「……うん」




西畑「もしかして、ずっとスマホ触ってたのもそれ?」




大西「……うん。歌詞をメモに打ち込んだり、

作曲さん・編曲さんと連絡取り合って

楽曲のデータ送ってもらったりしてた。

大ちゃんにバレそうになった時は焦った!笑」




西畑「そんなに頑張ってくれとったのに……

俺、勝手に疑ってもうて……っ」




大西「あーもー、ほら。すぐ申し訳無さそうな顔する」




流星に優しく頬を包まれる




西畑「……だって///......グスッ///」




大西「俺は大ちゃんに気持ちが伝わったのが嬉しいし、

何より今日ここに来てくれて、あの曲を聴いて

もらえたのがすっごく幸せ。

ほんまにありがとう」




西畑「……うん ///」




大西「……それにしても、なんでここでライブすること

知ってたん? 俺、伝えてなかったのに」




西畑「えっ!?……あー、……えっと……

風の噂で聞きまして…………」




大西「………………さては大橋さんやな?」




西畑「………………はい」




大西「ほんまあの人、どこまでお人好しなんやろ」




西畑「……ふふ /// ほんまええ人やよね」




大西「……うん 笑」




くすくす笑いあった後、ふたりの間に数秒の沈黙が流れる




視線がぶつかると、自然と顔が近づいて唇が重なった




大西「……家に帰ろ?」




西畑「……うん」





______________________






帰りは俺の荷物を取りに行くためにホテルに寄ってもらった




長かったホテル暮らしも今日でもう終わり




大西「行こっか?」




西畑「うん!」




そのままもう一度タクシーに乗って俺たちの家に帰った









久しぶりに流星が隣にいる




それだけで涙が出そうなくらい幸せで、心が安心感で満たされる




大西「………ねぇ、大ちゃん?」




西畑「……ん?」




お風呂上がり、ふたりで肩を寄せあってソファに腰掛けていたら流星が話し出した




大西「……今日最後に歌った曲に

〝 好きなとこ変わっても

時が過ぎ去っても この手だけは離せない〟って

歌詞あったの覚えてる?」




西畑「うん」




大西「……〝願いごとが 同じなら そっとね

握り返して〟っていう歌詞は?」




西畑「もちろん、覚えとるよ」




そう言うと、流星はスっと立ち上がった




西畑「……?」




そのまま俺の前でゆっくり片膝をつくと、




右手で俺の左手を取り、薬指にそっとキスをした




西畑「……えっ///」




大西「……………意味……分かる?///」




西畑「えっ!?/// え“ぇ~っ!!///」




大西「…………返事は?///」




西畑「……よ、……よろしくお願いします///」




流星の右手を優しく握り返した





_____________________




西畑「………………」




翌日の朝、ソファに座りながらSNSを見ていた




___ ガチャッ




リビングのドアが開いて、後ろから足音が近付いてくる




大西「……大ちゃん、おはよう」




いつもみたいに後ろから優しくハグをされる




西畑「おはよう、流星」




ほっぺに優しくキスされた




大西「…………何見てたの?」





西畑「……これ 」




俺がさっきまで見ていたSNSのトレンドには





・ # RYUSEI

・ RYUSEI 新曲

・ RYUSEI 大ちゃん

・ 大ちゃん 誰






大西「あはは! 〝大ちゃん〟がトレンド入りしとる!笑」




西畑「笑いごとちゃうよ!/// どうすんねんこれっ///」




大西「……なんで? 別にええやん」




西畑「……えっ///」




あっけらかんとした流星の返答に戸惑っていると隙をついてちゅっとキスされた




大西「……この先、公表する時が来たら

どうせばれるんやし」




西畑「っ///…………そうやけどさぁ///

......ってか、準備せんでええの?///」




大西「あ、ほんまや」









芸能人との恋愛なんて俺には向いてないのかもって不安になった




やけど、俺と同じくらい流星が俺を必要としてくれるから




今後どれだけ苦しいことが起こっても、それを一緒に乗り越えるためにそばに居てあげたいって思う











大西「……それじゃあ、仕事行ってくるな?」




西畑「……うん」




大西「……寂しい?笑」




西畑「そりゃあ、ちょっとは寂しいけど…。

でも、もう平気。

流星の心にはちゃんと俺がいるって

信じられるから」




大西「もぉ~、今まで信じてなかったん?笑」




西畑「そういうわけやないんやけど…笑」




流星に正面からハグをすると頬にそっとキスをした







……だから、これからもずっと言わせて欲しい







西畑「RYUSEI、行ってらっしゃい」




大西「……///......行ってきます///」







そして、帰ってきた時には




「流星、おかえり!」って




いつもの笑顔で出迎えさせてな?




fin





リクエスト主 ✉️: たん 様


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こちらの短編集もよろしくお願いいたします…♡

(⚠️R18を含みます)
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