みっちーの繊細さは、丈くんの包容力に抱きしめられながら安心していて欲しいという気持ちで書きました🫶🏻
(なんじゃそりゃ)
少しでも楽しんでいただけますように🍀*゜
リクエストありがとうございました🤍 ̖́-
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【道枝side】
2025年7月28日
この日俺たちは、
なにふぁむの前でドームライブのサプライズ発表をした
全身の細胞が震えるほどの大きな歓声と
普段滅多に泣かない丈くんの涙を見て
俺たちは本当に凄いところまで登ってきたんだと実感した
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___ ライブ後、ホテルの自室
シャワーから上がればライブの余韻で昂っていた気持ちも少しずつ落ち着きを取り戻した
道枝「…………」
それと引き換えに浮かび上がってくる不安な感情
きっとこんな感情を抱えているのは俺だけ……
メンバーに相談しようとも思ったけど
〝 考えすぎやって、みっちー!〟
そう言われてしまう結末が見えて誰にも言えなかった
道枝「………はぁ」
みんなと一緒に足並みを揃えているつもり
やけどきっと、心の矢印は俺だけ反対を向いている
___ コンコン
道枝「……?」
誰かに部屋のドアをノックされた
ドアスコープを覗くと丈くんの姿が見えた
___ ガチャ
藤原「……おつかれ」
道枝「お疲れさま。どうしたん?」
藤原「んー?……なんとなく」
そう言うと部屋の中に入ってきた
道枝「ちょっと~、
俺もう寝ようと思ってたんやけど…笑」
藤原「ごめん 笑 ……ちょっとだけ話さへん?」
道枝「……?……ええけど」
ベッドの縁に2人で腰掛けると、丈くんが話し出した
藤原「今日のライブやばかったよな…」
道枝「……うん」
藤原「いつも以上に興奮したかも…」
道枝「サプライズ発表もあったしね 笑」
藤原「うん 笑」
道枝「丈くん泣いてたしね 笑」
藤原「あれは泣くやろ 笑」
道枝「んふふ」
2人で小さく笑い合う
藤原「………楽しみやな」
道枝「……ん?」
藤原「………ドーム」
道枝「…………うん」
藤原「…………」
道枝「……すっごい楽しみ」
にこっと笑って見せた
藤原「…………はぁ」
丈くんは深くため息をつくと俺の鼻をぎゅっとつまんだ
道枝「っ!? いひゃいっ!やめて!///」
藤原「やめて欲しいのはこっちやわ」
道枝「えぇ…?///」
ヒリヒリする鼻を優しく撫でる
藤原「……何が不安?」
道枝「………え」
藤原「…………」
道枝「べ……別に、なんも不安やないよ」
藤原「………あっそ」
道枝「…………うん」
藤原「……ならなんで泣きそうな顔してんの?」
道枝「それは丈くんが鼻をつまんだからっ……」
藤原「ちゃう…。ずっと…。
ドーム決まってからずっと」
道枝「…………」
誰にもバレてないと思ってた
というか、顔に出しているつもりなんて無かった
藤原「不安を隠したまま無理に笑うの辞めろって……」
道枝「ごめん……なさい」
藤原「いや、別にええんやけど……。
自分がしんどいやろ?」
道枝「………うん」
目頭が少しずつ熱くなる
藤原「………ほんで?……何が不安?」
道枝「……まだ自分の中で気持ちが追いついてなくて」
藤原「……気持ち?」
道枝「俺らの夢が叶ったのはすごく嬉しいのに、
いざ、目の前に差し出されると素直に
受け取る自信が無い……」
藤原「……………」
道枝「俺、まだまだ未熟なところいっぱいあるから…
このままドームに立ってええんかなって…。
なにふぁむが望む〝 道枝駿佑 〟になれてるの
かなって……」
藤原「………うん」
道枝「……それに、この大きな夢を叶えてしまったら
この先に何があるんやろうって思って。
夢を叶えた後の俺って何になるん?って考えたら
怖くて……グスッ……///」
溜まっていた涙が溢れて頬をゆっくりと伝った
藤原「……あんな、みっちー」
道枝「……っ///.....うん」
藤原「未熟な人はドームに立ったらあかんって誰が
決めたん?」
道枝「……グスッ……わかんないっ///」
藤原「やろ?笑
それはみっちーが勝手に決めてるだけ。
それにもしそんなルールがあったら俺もドームに
立てん…笑」
道枝「そんなことないっ……丈くんは立てるっ///」
藤原「俺だって同じこと思うで?
みっちーは立てるって…… 」
道枝「……ぅっ……ヒック……///」
藤原「みっちーが求める自分の理想像って何なん?
何をどこまで満たしたらドームに立つのに
ふさわしいって思えるん?」
道枝「わかっ……わかんないっ……けどっ///」
藤原「分かんないならそんなこと無理に考えなくていい。
それに、なにふぁむも完璧なみっちーの姿なんて
望んでないと思うで?」
道枝「そ……かな?」
藤原「今のみっちーがみっちーらしくステージで
輝いている姿を見たい人がほとんどやと思うけど 」
道枝「どうなんやろ…///」
藤原「…………え?
道枝担何人か呼んできて、ここで証明させた方が
いい感じ?」
道枝「そこまでせんでも大丈夫!笑笑」
藤原「あと、ドームライブが終わった先のことは
正直誰も分からん。
夢が叶った後なんて……想像もつかん」
道枝「……うん」
藤原「ただひとつ言えるのは、全く同じ日は
絶対に無いし、何も無い日も存在しないってこと」
道枝「……うん」
藤原「やから、小さな目標でも大きな目標でも
絶対に作ろうと思えば作れるから。
分からなくなった時は一緒に考えるし…」
道枝「……うんっ///」
藤原「もしかしたら未経験の仕事が来るかもしれないし
それはもう、その時にならないと分からない。
大きな夢を叶えたからってその後も特別なこと
しようとせんでもええんちゃう?」
道枝「うん……そうやね…///」
丈くんの言葉ひとつひとつが腑に落ちる
俺は自分で自分を苦しめていただけやった……
藤原「……ドーム、今より少しは楽しめそう?」
道枝「……うんっ///」
藤原「……なら良かったわ 笑
………………こっちおいで?」
丈くんが俺の肩を優しく抱き寄せて、反対の手で頭を撫でてくれる
藤原「心配せんでも大丈夫やで?
同期が2人おるし、先輩が4人もおるんやから」
道枝「んっ///……グスッ……ありがとう///」
藤原「………………」
丈くんが優しく頭を撫で続けてくれて、二人の間に少しだけ沈黙が流れた
藤原「…………あのさ、……みっちー」
道枝「……ん?」
藤原「……これからも、そばにおったろか?」
道枝「……え?///」
藤原「……みっちーが嫌やなければ」
道枝「それって……どういう…///」
藤原「どういう意味やと思う? 笑」
丈くんが微笑んできて、顔がかぁーっと熱くなった
………待って、
てっきりメンバーとして好きやと思ってたけど、
心臓がドキドキするってことは恋愛の好きって気持ちもあったんかな?///
藤原「んふふ……顔真っ赤」
道枝「待って!/// 嫌や!/// 見んといて!///」
あかん……心臓壊れそう///
藤原「なんで? ええやん」
こっちこそ「なんで?」なんやけど!///
なんでそんなに余裕そうなん!?///
道枝「…………めっちゃ恥ずい///」
藤原「そりゃいきなり告られたら恥ずいよな」
道枝「うわぁ!///.....告るとか……言わんといて!///」
藤原「なんでやねんww」
突然の「告白でした」宣言に心臓が口から飛び出そうなくらい緊張する
丈くんが追い打ちをかけるみたいに耳元で囁いてくる
藤原「風呂場でみっちーの仕事の相談を2時間も
聞いてあげられる優しい人なんて俺くらい
やと思うけど……?」
道枝「……うぅ///」
…… そういえば、そんなこともあったなぁ///
藤原「もったいないで~?
こんなええ人逃したら…笑」
道枝「それ自分で言う!?///」
藤原「ひゃはは!ww」
すると丈くんが立ち上がった
藤原「……まぁ、返事は今すぐやなくてええよ。
無理にとは言わないし」
道枝「……え?」
藤原「そろそろ戻るわ」
丈くんがドアの方に向かおうとした
俺は反射的に身体が動いて丈くんのシャツの裾を掴んだ
藤原「…………伸びるんやけど 笑」
道枝「ごめん…///
……でも、行かんといて欲しい ///」
丈くんが振り返って俺を見つめてくる
藤原「……どうして欲しいん?」
道枝「あのっ///……そのっ///」
恥ずかしくて丈くんの顔が見れないから、両目をぎゅうっと瞑って伝えた
道枝「これからもずっと俺のそばにいて欲しいっ!///」
ゆっくりと目を開けて丈くんの顔を見たらすっごいニヤニヤしてた
藤原「……おん。任せといて」
道枝「……///」
丈くんがゆっくりこっちに戻ってきて、俺をベッドに押し倒した
道枝「へっ!?///」
藤原「付き合うってことは、後々こういうこともする
んやけど……大丈夫?」
道枝「こ、こういうことって?///」
藤原「……………」
目を細めた丈くんの顔が近づいてきた
道枝「うわぁぁ!/// 無理ぃぃ!///」
藤原「いや、無理なんかいww」
道枝「今すぐは!/// 無理!///」
藤原「ふふ……分かっとるよ」
丈くんが俺の上からどいた
藤原「じゃあ、そろそろほんまに戻ります」
道枝「え……待って」
藤原「なんやねん!笑笑」
道枝「………一緒に……寝る?///」
藤原「お前、いきなり誘うなって……///」
道枝「そういう意味やないから!///」
藤原「んふふww 分かっとるってww
リアクションがいちいちおもろいわ」
丈くんが布団に入る
藤原「……はい、……一緒に寝るんやろ?」
道枝「……うん ///」
自分から誘ったものの、改めて緊張してきた
だって、ずっと大好きだったメンバーが
突然彼氏になって……
しかも、すごく余裕そうで……
そこに大人の魅力を感じてまた余計に好きになる……///
道枝「……お邪魔します///」
藤原「みっちーのベッドなんやけどww」
恋人らしくピタッとくっつけば優しく抱き寄せられた
藤原「………おやすみ」
道枝「………おやすみなさい」
藤原「………ふぅ」
まだ電気も消してないのに丈くんが目を瞑ってしまった
道枝「…………///」
丈くんはなんで俺なんかを好きになってくれたんやろう?
不器用で、ネガティブで…俺、そんなに魅力的やないで?
でも思い返せば、丈くんはいつも俺のそばにいてくれてた
くだらない話も、真剣な話もいつもしっかり聞いてくれて、
ご飯や旅行だっていつも一緒に行ってくれた
道枝「……ありがとう、丈くん」
丈くんへの感謝と愛しさが溢れて、自分から丈くんの唇にそっとキスをした
道枝「…………///」
藤原「………………今するんや 笑」
道枝「うん ///.......今したくなった///」
丈くんが身体を起こすと俺の上に覆いかぶさってくる
藤原「………………大好きやよ」
道枝「……っ///」
甘い声で囁かれて心臓がぎゅんってなる
丈くんの顔がゆっくりと近づいてきた
藤原「……あ、………電気消そ」
道枝「え“っ!/// 待って!///
それはあかん気がするっ!///」
藤原「ええやん、別に……笑」
ベッドの付近にあるスイッチを押せば電気が消えた
道枝「待って!/// やばいってこれは!///」
藤原「何が?ww 何想像してんの?ww」
道枝「めっちゃ恥ずい!!///」
藤原「もう、ええから……腕どかせって…」
顔を隠していた腕を掴まれて顔の横に押し付けられる
はっきりと見えないけど、丈くんのシルエットが近づいてくるのがわかった
道枝「……っ///」
ぎゅっと全身に力を入れたら、唇に柔らかいものが触れた
離れたと思ったらまた近づいてきて、何度も優しく唇を重ねられる
道枝「んっ……/// 待って……///......怖い……///」
藤原「……大丈夫。……これ以上はせんから」
ただ何度も何度も優しくキスされて
いつの間にか俺も、受け入れるみたいに丈くんの首に両腕を回していた
きっとこの先、また不安になることがあると思う
けどもう大丈夫
丈くんがそばにいてくれるから
俺が辛い時はまたいっぱい話を聞いてくれる?
そして、俺が安心するまで何度もキスをして欲しい
わがままな恋人でごめんな? 丈くん
暗い部屋の中、幸せの涙が溢れたことがバレないように
丈くんとたくさんキスをした
fin
リクエスト主 ✉️: Natsu. 様
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こちらの短編集もよろしくお願いいたします…♡
(⚠️ R18を含みます)
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。