第138話

俺の好きな人は…。💜💛(リクエスト ✉️)
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2026/01/11 22:37 更新
🦌🎄メリークリスマスイブ🎄🎅🏻

「ゼロ距離男子💎*°」へのリクエスト作品、全て書き終わりました!

たくさんの素敵なリクエストありがとうございました🥰

読者のみなさま、ぜひ楽しいクリスマスをお過ごしください✨️

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※ 高校生設定 幼馴染 💜 × 💛

※ モブキャラ登場します





【長尾side】




冷たい風が吹く夜の街




街路樹に飾られたイルミネーションがキラキラしていて、歩くだけでテンションが上がる




長尾「はぁ~。買い物めっちゃ楽しかったぁ!

ご飯も美味しかったぁ~!」




高橋「んね」




長尾「明日学校嫌やなぁ……」




高橋「んふふ。そうなん?」




長尾「うん。ずっと恭平と遊んでたいもん」




高橋「俺も謙杜とずっと遊んでたいわ~」




長尾「ほんまに!?」




高橋「うん」




長尾「へへ ///……嬉しい」




恭平と俺は同級生で幼馴染




今はクラスが違うけど、同じ高校に通っている




そして俺は、そんな恭平に密かに恋心を抱いている




関係が気まずくなるのが怖いから気持ちは一切伝えられていないんやけどね…




__ ヒューーーーー……




長尾「うぅ~、 寒っ!」




耳が痛くなるほどの風が吹いた




高橋「……大丈夫?」




長尾「うん。……あのさ、恭平」




高橋「ん?」




長尾「寒いから、くっついて歩いてもいい?」




高橋「どーぞ」




恭平は優しく微笑むと片腕を貸してくれた




長尾「やった!」




俺はありがたく恭平の腕にぎゅっとしがみついた




恭平には申し訳ないけど、こうやって幼馴染という立場を利用してわざとくっついたり甘えたりしている




ほんまは恭平と好き同士になって、何も気にせず触れ合えたら幸せやのにな…




俺より少しだけ背が高い恭平の横顔をチラッと見上げれば、まっすぐ前を見つめたまま遠い目をしていた




高橋「…………」




長尾「……恭平?……どうかした?」




高橋「……んー?……いや、なんか

ああいうの羨ましいなぁ~って……」




恭平の視線の先を辿れば、恋人繋ぎした男女がイルミネーションを見上げながらたのしそうにはしゃいでいた




時々キスしそうなくらい顔を近づけて、おでこをくっつけあったりして笑っている




長尾「…………恭平……彼女欲しいの?」




さっきまでの楽しい気持ちが嘘みたいに心臓がぎゅっと締め付けられて苦しくなってくる




嫌やなぁ……彼女欲しいなんて思わんといてよ………




高橋「……まぁ、……うん。

そんな人が隣におればええなぁとは……思うよね」




長尾「っ///.....そっか……」




高橋「……謙杜は?」




長尾「……え?」




高橋「……彼女……作らんの?」




長尾「……俺は、…そういうの……よく分かんない」




高橋「…………そっか」




長尾「……うん」




……… 恭平、彼女欲しいんかぁ




そっかぁ……そうやんなぁ……




いつまでも幼馴染の俺と一緒に過ごすなんてできへんよなぁ……




長尾「……っ///」




喉の奥がキュッとなって視界が涙でぼやけてくる




しがみついている腕にも力が入る




高橋「……謙杜?」




長尾「寒いからはよ帰ろ!」




高橋「え?……ちょっと」




長尾「ほら!早く!」




顔を隠すようにしながら、恭平の手を引いて急いで家に帰った




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この日の夜はなかなか寝られなかった




長尾「……グスッ……っ///……ぅ///」




俺なんかじゃ恭平の彼女は務まらない……




それがすごく悲しい……




長尾「……ヒック///………っ……グスッ///」




布団にくるまりながら枕を濡らした




__ ピロンッ ♪




長尾「……っ!///」




スマホが鳴った




恭平かと思って急いで通知を確認したけど、俺が好きな配信者が深夜にライブ配信を始めたことをお知らせするだけの通知だった




長尾「………///」




………今は配信を観る気が起こらない




通知バーの後ろには、今年の体育祭で撮った恭平とのツーショット




画面の中の恭平を指先でそっとなぞる




長尾「………好き…///」




そう言えば言うほど……想えば想うほど苦しくなる




長尾「……っ……ぅぅっ///」




しばらく涙が止まらなかったけど、いつの間にか泣き疲れて眠ってしまっていた




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長尾「もー!最悪や~!」




翌日の放課後、俺は職員室で小テストの追試を受けていた




先生「勉強せえへんのが悪い」




長尾「はい。……すんません」




恭平のことで頭がいっぱいで小テストの存在をすっかり忘れて勉強していなかった




もぉ……情けなすぎるて……




せっかくのクリスマスイブやのにぃ……




一緒に帰る約束をしていた恭平に追試になったことをLINEしたら「終わるまで自分の教室で待ってるわ」って返信が来たから、今もずっと待っているに違いない




長尾「はい!先生できた!」




先生「どれ?

……惜しいなぁ。ここちゃうわ。やり直し」




長尾「えぇ~!もうええやんかぁ~!」




先生「追試は100点やないと合格やないからな」




長尾「なんでそんな厳しいねん!」




先生「自業自得。はい、もう1枚」




長尾「い~~~~!!!」




そんなこんなで3枚目の追試に取り掛かった




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長尾「はぁっ………はぁっ………!」




なんとか合格をもらえて、急いで自分の教室へ向かう





筆記用具を片付けて、カバンを持って隣の教室まで恭平を迎えに行こうとした




その時




?「なんで恭平ってモテるくせに彼女作んねぇの?




長尾「っ!?///」




恭平と恭平のクラスメイトが話している声が聞こえてきた




高橋「さぁ、なんでやろうねぇ~




友だち「はぐらかすなよ!笑




長尾「…………」




えっと………どうしよう………




声かけづらいんやけど………




恭平たちからは死角になって見えないところでカバンを持ったまま立ち尽くす




友だち「好きな人はいねぇの?




高橋「どうかなぁ~




友だち「やから、はぐらかすなって!笑




長尾「………」




__ ドクン………ドクン………




なんか、恭平の恋愛話を聞くのが恐い……




心臓、嫌な感じする……




友だち「あ!なら、好きなタイプは?




嫌だ…………嫌だ…………




そんなの…………聞きたくない…………




肩にかけているカバンの持ち手を両手でぎゅうっと握りしめた









高橋「………幼馴染みたいに、よく笑う優しい子








長尾「………………」




……え? …………ん? …………え?




それは…………どういうこと?




友だち「どういうこと!?笑




ほら、友だちも分かってないよ……




友だち「あ、幼馴染のことが好きってこと?




高橋「………………好きかもね




長尾「……っ!///」




いやいやいや、待って待って!///




もしかしたら俺やない幼馴染のことかもしれんし!///




てか恭平に俺以外の幼馴染がおるのか知らんけど!///




友だち「恭平の幼馴染って隣のクラスの長尾くんやん




高橋「せやね




友だち「え!なに!恭平が好きなのって長尾くん?




高橋「……さぁ、どうでしょう




友だち「絶対そうやろ!顔赤なってるやん!笑




高橋「はぁ!?なってへんわ!///








長尾「……///」




__ ドキ……ドキ……///




ほんまに?///




俺の名前出されて照れてんの?///




恭平が?///




やって、俺の前で赤い顔なんて一回も見せたことないやん……///








友だち「あぁー!やから彼女作らんのか!…やば、全部繋がった




高橋「勝手に納得すんなや…笑 …………俺もう行くわ




友だち「帰んの?




高橋「謙杜を職員室まで迎えに行って、そのまま一緒に帰る




友だち「うぇ~~~い!♡




高橋「うっざ!その顔!やめろ!笑笑




友だち「ごめんて!笑笑 じゃあな!




高橋「おう







長尾「っ!」




やばっ!




盗み聞きに夢中で隠れるの忘れてた!




__ ガラッ




高橋「うぉ…」




長尾「………お、……おつかれ」




高橋「追試は?もう終わったん?」




長尾「……うん。終わって、ちょうど今来たとこ」




高橋「そっか……なら、帰ろっか」




長尾「……うん ///......待っててくれてありがとう」




高橋「どういたしまして」




恭平は俺の頭をくしゃっとすると、スタスタと先に行ってしまった





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長尾「……………………」




高橋「……………………」




帰り道、なぜか沈黙が続いている




それに、心做しか恭平がいつもより歩くのが速くて




俺はそれについて行くのに必死だった




長尾「……わっ」




高橋「……えっ?」




案の定つまづいて転びかける




高橋「……っと……大丈夫?」




長尾「……ごめん ///」




恭平が俺の身体を上手に受け止めてくれた




高橋「………………」




そのまま優しく抱きしめられる




長尾「きょ、……恭平?///」




高橋「……ごめん ///……ちょっとだけ」




長尾「………………///」




恭平の腕の中にすっぽり収まったまま心臓の鼓動をなんとか抑えようとする




数秒だけ俺のことを抱きしめると、恭平の身体が少しだけ俺から離れた




至近距離で視線がぶつかる




長尾「…………///」




高橋「…………///

…………行こっか///」




恭平の身体が俺から完全に離れてしまう前に、抱きしめ返す




高橋「……えっ///......謙杜?///」




長尾「……ごめん、恭平。

……ほんまは俺、さっきの会話聞いてもうた」




高橋「あー……、うん……」




長尾「そんでな、

俺の勘違いやったらごめんなんやけど......」




高橋「…うん」




長尾「……恭平は俺のこと……好き……なん?///」




高橋「…………え……っと」




長尾「俺は、好きやねん……///」




高橋「っ……///」




長尾「いつもかっこよくて優しくて、

俺のこと優先してくれる恭平が…好き///」




緊張のせいか、勝手に涙が溢れてくる




長尾「……っ///.......グスッ……ごめんっ///」




高橋「なんで泣くん?何がごめん?」




恭平は俺の顔を両手で優しく包み込むと親指で涙を拭ってくれた




長尾「……好きになってごめんっ///」




高橋「……なんでそんな事言うんよ。

俺はめっちゃ嬉しいよ」




長尾「……嬉しい?......グスッ///」




高橋「……俺も、謙杜のこと好きやから…

めっちゃ嬉しい…///」




長尾「っ!///......ヒック///......良かっだぁ~~///」




高橋「会話聞いてたんやろ?

.....あんなんもう両想い確定演出やん。

なんで不安になんのよ」




長尾「やって、早歩きでスタスタ行ってまうんやもん///」




高橋「……ごめん。……なんか急に恥ずくなってきて」




長尾「俺以外の幼馴染がおるかもしれんと思ったし///」




高橋「アホか…笑 おるわけないやん…笑」




長尾「それに、彼女欲しいって言うてたしっ///」




高橋「〝 彼女欲しい 〟とは一言も言うてないで?

そんな人がおったらええなぁとは言うたけど…。

それが謙杜やったらええなぁっていう

アプローチ…笑」




長尾「分かりづらいって~///」




高橋「ごめんやん 笑」




長尾「……グスッ…大丈夫。そんなとこも好きやから///」




高橋「んふふ ///」




恭平がもう一度優しく抱きしめてくれる




高橋「……謙杜。俺と付き合ってください///」




あ……恭平の耳……真っ赤や………///




愛しさで胸がいっぱいで、その耳に頬を擦り寄せるようにして返事をした




長尾「……よろしくお願いします///」










クリスマスイブの夜は、幸せな気持ちに包まれながら眠りについた





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__ ピピピピッ♪ ピピピピッ♪




アラームの音が聞こえる




けど、ふわふわした心地よい眠気にまだまだ包まれていたくて目が開けられない




高橋「一一一 と……けんと」




それに大好きな恭平の声がする




長尾「んー……。へへ……///......きょ……へ」




幸せな夢やなぁ……




高橋「謙杜………起きて」




長尾「……んー………ぎゅーー」




高橋「……///」




あったかい……




恭平の香り……安心する……




高橋「……起きへんと、ちゅーするで?///」




でもなんか夢にしては声がやけに近いような……




長尾「………ん?」




目を開けたら、恭平の顔が至近距離にあった




高橋「おはよ」




長尾「うわぁぁぁぁ!

なんで俺の部屋におんねん!///」




高橋「外で待ってたら謙杜のお母さんが入れてくれた」




長尾「おかん……何してんねん……///」




高橋「謙杜がはよ起きんからやろ?」




片手で両頬を挟むみたいにむにゅっとされる




長尾「……ふぁい。ごめんなふぁい」




高橋「はよ制服に着替えて」




長尾「ふぁ~い」








恭平に急かされながら学校へ行く準備をする




長尾「行ってきまーす!」




高橋「行ってきます」




長尾(母)「行ってらっしゃーい!」












恭平と恋人繋ぎをしながら歩いて学校に向かう




長尾「……恭平の手、あったかいなぁ」




高橋「謙杜の手は冷たいなぁ」




長尾「俺、冷え症やもん」




高橋「知ってる」




すると恭平が繋いだままの手を自分のアウターのポケットに入れた




高橋「こうするともっとあったかいやろ?」




長尾「うん…///」




俺、ほんまに恭平の恋人になれたんやなぁ……///




嬉しくてニマニマしてしまう




長尾「はっ………はっくしゅん!!」




高橋「寒い?……ちょっと待って」




長尾「……?」




恭平はカバンからネイビーブルーの何かを取り出すと、俺の首元にふわっと巻いてくれた




長尾「……マフラー?」




高橋「俺からのクリスマスプレゼント」




長尾「まじで!?もらってええの!?」




高橋「……うん。……俺の手作りでもいいなら」




長尾「んぇっ!?これ恭平が作ったん!?」




高橋「うん……笑」





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【高橋side】




___ 謙杜と付き合う数日前




高橋(母)「 ~ ♪」




高橋「何してんの?」




高橋(母)「編み物~!なんか久々にやりたくなって。

あんたが小さい頃はよくやってたんやけど、

大きくなるにつれてしなくなってさ…」




高橋「ふ~ん」




高橋(母)「見てみて!

試しにお父さんにスヌード編んでみた!」




高橋「わ、すげぇ」




高橋(母)「あんたにもなんか編んであげようか?」




高橋「…………編み方教えて欲しい」




高橋(母)「え?」




高橋「…………マフラーとか…できる?」




今年のクリスマスに謙杜にプレゼントしようと思って、母さんに編み物を教えてもらった




割とすぐにコツを掴めて、ひとりで黙々と編み続けた




…………けど、




高橋「ただの幼馴染から手作りのマフラーとか…。

キショいか……さすがに……」




……… 俺は、謙杜のことが好きやけど





高橋「…………」




そう思い、完成間近の状態でクローゼットにしまったままになっていた





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【長尾side】




長尾「……そうやったんや」




高橋「うん…。

昨日、家に帰ってから続き編み終えた」




恭平の手がマフラーに触れた




高橋「ほんまは今日も渡そうかどうか迷ってて…」




長尾「なんで?」




高橋「謙杜と恋人同士にはなれたけど、やっぱり

こんなものプレゼントしたら引かれるかな…って」




すると恭平の手が今度は俺の頬に触れる




高橋「……嫌やなかった?」




いつも自信満々の恭平が少し不安そう……可愛い




俺は恭平の手に自分の手を重ねた




長尾「全然嫌やないよ。めちゃくちゃ嬉しい///」




確かに所々、毛糸がたるんでたりして手作り感満載ではあるけども……




でも俺は何よりも、これを編んでる間に恭平が俺のことを考えてくれていたという事実がすごく嬉しかった




それにこのマフラー、顔を埋めると恭平の香りがする




長尾「……へへ ///」




高橋「ん?」




長尾「世界一のクリスマスプレゼントやなぁ…って///

ほんまにありがとう///」




高橋「……///」




長尾「俺もお返しにクリスマスプレゼント渡したい。

恭平、何か欲しいものある?」




すると恭平が周りをキョロキョロと見渡し始めた




長尾「……恭平?」




恭平の手が顎に添えられると軽く持ち上げられて唇が重なった




長尾「っ!?///」




ゆっくりと唇が離れると、至近距離で目が合う




高橋「……いま、もらったから///.......大丈夫///」




長尾「あ///……そ…です…か///」




プシューーーって、顔から湯気出てるんちゃうかなってくらい熱い




高橋「……行こ?///」




長尾「……うん ///」




もう一度手を取り合って、恋人繋ぎしながら学校へ向かった




初めて過ごす恋人とのクリスマスの朝は、




少しぎこちなくて……くすぐったくて……




でも、とーっても甘かった




fin




リクエスト主 ✉️ : 🦊🐰 様


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こちらの短編集もよろしくお願いいたします…♡
(⚠️ R18を含みます)



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