第4話

🖤
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2026/04/22 12:00 更新






あなたを追いかけ続けて、15分程。

どこに行くのか不安になってきたとき、
彼女は不意に曲がって、駅に入っていった。



そして、あなたは階段を降りながら、
スマホを取り出す。

それと同時に軽く操作すると、耳に当てた。



人気が少ない駅だからか、彼女の声は
遠くても、はっきりと聞き取ることができた。


どうやら電話をしているようだ。

(なまえ)
あなた
 📞~えー?……5日ぶりでしょ? 


何が5日ぶりなのだろうか。


やけに楽しそうな口調に、胸騒ぎする。



もしかしたら。

もしかしたら、彼女は
これから、浮気相手に会うのかもしれない。


友達なんかじゃないかもしれない。

(なまえ)
あなた
 📞-私も楽しみよ……場所?いつものとこで 


soobin
soobin
 あなた… 


名前を呼んでしまえば、彼女を
止められたのだろうか。

手を取ってしまえば、彼女は
僕のところに戻ってきてくれただろうか。



そう思って、声をかけようとしたときだった。



不意に彼女が後ろを向いた。

遠い距離だったが、確かに目があった。


ハッと息をのむ。

……バレてしまっただろうか。

(なまえ)
あなた
 📞…-えそうなの~? 


バレなかった。


いや正確には、彼女の瞳に僕は写っていない。


見つめ合っていたはずなのに、
キミの瞳に僕はいない。


それがつらくて、もどかしくて、切ない。



彼女の姿を探すために、
立ち止まっていた足を動かそうとする。

が、あなたは電車に入っていくところだった。

soobin
soobin
 っ…待って、! 


電車に乗れなかった。

無情にも、目の前でドアは閉まった。



彼女は行ってしまった。


___だけど、これで良かったのかもしれない。




まだ自分は、あなたの彼氏でいられる。


まだいつものようにそばにいてくれる。


まだこの現実から、目を逸らし続けられる。





これは、きっと夢だ。







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