第46話

episode44
1,241
2024/08/12 12:35 更新
あなたside
ある夢を見た。

家族が遠くにいて、私だけ暗闇にいる夢。
私もあっちに行けば、みんなとお話できるかな…?
私は1歩ずつ足を進める。
その時…みんなが振り返って…。
お父さん
…何しに来た?
(なまえ)
あなた
…えっ?
お母さん
あなたはここにきちゃダメでしょ?
(なまえ)
あなた
ダメ…なの…?
お兄ちゃん
ここはお前に相応しいところじゃない。
(なまえ)
あなた
私は…迷惑なの…?
お父さん
お前はまだ来ちゃいけない。
(なまえ)
あなた
どうして…?
お母さん
あなたはまだ、生きるのよ。
(なまえ)
あなた
…生きる?
そういえば、私って、
どうしてここにいるんだろう。

てゆうか、ここってどこなんだろう。
お兄ちゃん
お前には、帰る場所があるだろ?
(なまえ)
あなた
帰る場所…?
そう聞くと、お兄ちゃん私の後ろを指さした。
振り返るとそこには。
(なまえ)
あなた
MER?
暗闇の中の1つの光に、
ある患者さんを助けるメンバーの姿があった。
(なまえ)
あなた
あれって…。
その患者は私だった。
なんで私が…?
お父さん
あなた、お前はまだ来るな。
あっちの方にいけ。
(なまえ)
あなた
でも…もうみんなと離れたくないよ…。
お母さん
あなた?
お母さんは私の肩を掴みながら言った。
お母さん
あなたには、まだやることが沢山あるの。沢山の命を救う。守る。
お母さん
それがあなたの使命でしょ?
そういうお母さんの手に少し力が入って、
本気だと思い知らされるようだった。
お兄ちゃん
あなた、お前なら出来る。
お前にしか出来ない。
私にしか出来ないこと…。
私の…やらなきゃならないこと…。
私はもう一度後ろを振り返った。
みんなは真剣に私を救ってくれている。

私も…それに応えなきゃ。

進もうとしても、足が動かない。
怖いのか?それとも…。

これで死んでもいいと思ってるの…?
(なまえ)
あなた
なんで…足が進まないの…?
みんなのところに行きたいのに…。

また命を救いたいのに…。
足がすくんで動けない…。

どうしたらいいの…?
どうしたら足が動く?
(なまえ)
あなた
どうしたら…。
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音羽side
冬木治朗
…戻りません。
全員
…………………。
何度やっても戻らない…。
今この彼女に、命はない。

どうしたら戻る?
どうしたら…。
『音羽先生。』
この声は…涼香さん?
喜多見涼香
私の最期の時…声が聞こえたんです。
お兄ちゃんの、泣き叫ぶ声が。
喜多見涼香
戻ろうとしても、足が動かなかった。
でも、音羽先生なら出来ます。
喜多見涼香
愛を伝えるんです。
伝えたいことを、しっかり伝えるんです。
喜多見涼香
じゃないと、また誰かを失いますよ。
そう言って涼香さんの声は消えた。
俺が伝えたいこと…。
冬木治朗
心肺停止から3分経過…。
潮見知広
喜多見チーフ。
佐倉想
もう…これ以上は。
音羽尚
…!
━━━━━━━━━━━━━━━
音羽尚
もう…これ以上は。
俺がそう言うと、崩れ落ちる喜多見チーフ。
その目からは涙が溢れてる。

俺が言わなかったら…涼香さんは生きれたのか?

もっとなにかしていれば…高輪先生みたいに、
また息を吹き返したのか?
━━━━━━━━━━━━━━━
それでも心マを辞めない喜多見チーフ。
やっぱりこの人は根っからの医者だ。
俺も…なにか出来ないか?
俺にしか…出来ないこと…。
そう思うと同時に、
俺の口は開いていた。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ➸


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はい!今回はここまで!

更新が遅れてしまってすみません。💦

今回もお会いできて嬉しいです!

それではまた次回👋😊

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