第39話

第36話 不退転の賭け
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2025/06/06 00:10 更新
あなた
何故全て話した?
俺は怪訝そうに金子陵に質した。
金子陵
どうせ死ぬからだ。ここから出る術は無くなった
金子陵
否、唯一出る方法が有る。このエレベーターで降りるしかない
ここに来た以上、先ほどのエレベーターはもう使えないようイクバルが手を施したらしい。
ここから下に行き、脱出するしかない、ただそこにはイクバルや他の影が待ち構えているだろう。
奥の部屋の間取りを改めて見回した。
いくつかの死体を英太郎は眺めている。
王位英太郎
岡村昴はいない
英太郎が不意に言った。
金子陵
岡村昴は下の階にいる…
この部屋にあるもう一つの、恐らくイクバルの乗り込んだエレベーターを見て答えた。
金子陵曰くここにある死体はこの後積み込み作業に入る予定であったらしい。
あなた
下に…
俺は身震いするのを感じた。
エレベーターに乗ると行き先階ボタンは無い。
3人で乗ると、ドアは自動で閉まった。
暗闇の中を高速で降りていくエレベーター内で彼らは何を思ったのだろうか。

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