第8話

第八夜
113
2025/08/23 12:18 更新
緋八Side


要するにあなた君は魔法が使える子で、

悪用されんように秘密にしようとしてたと。懸命な判断や。


当の本人は昼のこともあり疲れたのか椅子の上で頭をガクガク振っていた。

そんなあなた君をるべがベッドに寝かせる。

緋八
世の中不思議なこともあるもんやなぁ

星導
俺らもめっちゃびっくりした


そういいあなた君を眺めるるべの視線はとても優しいものだった。

星導Side


怪我も無事に完治し翌日には退院した。


そして今日はディティカとあなた君で初めて会った海に来た。


あなた君が何か思い出せるんじゃないかってことと手がかりを探しに。

星導
あなたくん、何も思い出せない?

あなた
僕…僕、誰かと、いて、とても大切な人で…でも…でも僕は、手を、離しちゃって…


だがそこでぅ゙、と苦しそうな声を上げ、頭を押さえて丸まってしまった。

伊波
あなた君?!大丈夫!?

あなた
はい…思い出そうとすると頭痛がして…

小柳
そんな無理に思い出さなくてもいいだろ
小柳
まず手がかりでも探そうや


こんなぶっきらぼうな言い方をしているが、

小柳くんもちょくちょくあなたくんの心配をしていたのを知っている。

星導
そうですね。取り敢えず手掛かりでも探そう









??
あれ、あの子…

プリ小説オーディオドラマ