第18話

#17
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2025/03/24 03:59 更新








次の日、snowkillerのアジトは朝から大騒ぎだった。







阿部が、アジトから姿を消したのである。 







岩本照
くそっ……阿部のやつ、一体どこ行ったんだよ…。




深澤辰哉
目黒さんたちも、朝からごめんね〜。




村上真都ラウール
ううん、それより早く阿部くん探さないと…




渡辺翔太
おかしいな…出かけるときはいつも声かけていくのに…




目黒蓮
……あと探していないのは、阿部くんの部屋だけですね。




宮舘涼太
あぁ、それなら今佐久間が……




佐久間大介
あぁ!!!








2階から佐久間が駆け下りてきた。



 


深澤辰哉
声でっか……何、何か見つけたの?
 




佐久間大介
阿部ちゃんのパソコン見てたんだけど、何か音声データ?みたいなの見つけた!
 


岩本照
…それがなんだよ。




佐久間大介
何かこれだけロックかかってるから、怪しいなって…
 



宮舘涼太
確かに…。再生してみる?




佐久間大介
オッケー!




渡辺翔太
オッケーってお前……そのロック外せんのか?



佐久間大介
まっかせなさい!佐久間さんにだってそのくらい……あれ?んー…………できないw




岩本照
おい。




深澤辰哉
何となくは察してたけど………笑




宮舘涼太
はは……で、どうするの?




目黒蓮
………貸してください。




佐久間大介
んえ?








目黒は佐久間からパソコンを受け取ると、ものの数秒でロックを外した。







渡辺翔太
……すげぇ…




深澤辰哉
かっこいい〜笑




目黒蓮
……どうぞ。




岩本照
ありがとう。








そう言って、再生ボタンを押した。



















『なぁ、聞いたか?』







『はぁ?何や、いきなり。』








『あれだよ、あれ。例の研究室。』







『……あぁ、あの実験のことか。』







『そうそう。やばいよなぁ、能力を持たずに生まれた一般人に、能力を与える実験なんて。たくさん死者が出てんだろ?』








『…………そうやね。』







『ん?でもどうやって能力を与えるんだ?普通そんな事できないだろ。』


 




『……能力者から採取したDNAを元に作った薬を、被検体に打ち込んでるんよ。』







『へぇー……でも被検体になる奴もどうかしてるよな…』







『被検体になる人間は、金がなかったり、身寄りがなかったり、売られてきたようなやつばかりや。…………そいつらだって、なりたくてなったわけじゃないやろ。』







『そうなのか……って、お前何でそんな詳しいんだよ。』







『……あの実験、今回が初めてじゃないんやで。』







『え、そうなの?』







『過去に3回、同じ実験が行われてるんよ。……そして2度目の実験で、あることが分かったんや。』








『あること?』







『……被検体が子供やった場合、ほぼ100%実験が成功しとったんや。』







『……えっ……』







『それが判明したことで、研究室は子供だけを被検体として、3度目の実験を行ったんや。』







『………可哀想だな…』







『……ただ…3度目の実験のあと、研究室が半壊する事件が起こった。』






『は?何でそんn……』







『おーい、お前ら何サボってんだ〜?』







『げっ、先輩…!』







『……すんません。こいつが__』















音声データは、そこで終わっていた。







佐久間大介
ねぇ…これやばくない……?
 






宮舘涼太
………うん。







これが本当なら、大変なことになる。







それに、なぜこんなものが阿部のパソコンにあるのか。







様々な疑問と不安が過ぎり、全員が静まり返っていた。







ガタッッ!!







その時、突然目黒が立ち上がった。







ラウールも険しい顔をしている。







渡辺翔太
……おい…?…




目黒蓮
阿部くんが危ない……!








すると目黒はどこかに電話をかけた。







目黒蓮
___もしもし?あのさ……








ダッ!







誰かと通話しながら、すごい勢いでアジトをでていってしまった。







宮舘涼太
っえ!?あ、ちょっと…!!






そしてラウールも、その後を追うようにアジトから出ていこうとした。







深澤辰哉
ちょっと待ってッッ!!
 


村上真都ラウール
…………何?




佐久間大介
何?じゃないよ!阿部ちゃんが危ないってどういうこと!!?




村上真都ラウール
……言葉通りだよ。阿部くんの居場所も、見当がついてる。




岩本照
……ッどこだ?俺たちも……




村上真都ラウール
だめだよ。




渡辺翔太
はぁっ!?何でだよ!?




村上真都ラウール
……みんな昨日の任務で体力消耗してて、まだ全快じゃないでしょ?渡辺くんは特に。今みんなが行っても、阿部くんどころか、全員無事に帰って来る保証はない。俺たちが行ったほうがみんな安全だし、阿部くんの無事も保証できるよ。




渡辺翔太
……っ……




宮舘涼太
……それは…




深澤辰哉
………危ない、危ないって…阿部ちゃんもだって同じでしょ…!?むしろ阿部ちゃんが今一番危ないんだよ!!




岩本照
……そうだ。俺たちだけ安全な場所にいるなんてありえねぇだろ。




佐久間大介
阿部ちゃんは俺たちにとって、家族同然なんだよ!?




宮舘涼太
俺たちが助けに行かなくてどうするのさ。




村上真都ラウール
!!……だってよ?蓮、どうすんの?








そう言って、ラウールはスマホを取り出した。







スマホは通話画面になっており、目黒とつながっていた。







目黒蓮
『………皆さん、本当に行くんですか?俺たちだけで行ってもいいんですが。』




深澤辰哉
何言ってんの、行くに決まってるじゃん。




岩本照
俺らが今までどんな危険な目に遭ってきたと思ってんだ。




渡辺翔太
今更って感じだな。




宮舘涼太
そうそう。




佐久間大介
阿部ちゃんのためなら、昨日の疲れなんてどうってことないよね〜。




深澤辰哉
それに……"絶対に"見捨てたりなんかしない。




目黒蓮
『!!………分かりました。急いでください、もう時間がありません。場所はラウールに伝えました。』








そう言って、目黒との通話が切れた。







村上真都ラウール
……全く、君たちはほんっとすごいね。……じゃあ、行くよ?




snowkiller
了解っ!!




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