第20話

#19
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2025/03/25 22:00 更新








研究者1
っうッッ……ガッ……




目黒蓮
…………




ドカッバキッ







『俺のことはええから、2人は早く……ぁぐッッ!』















まただ。















『いやだよっ、助けて!!』















また、奪われる。







目の前で。







ドカッドカッドカッ












目黒蓮
………!(抱きしめられる)




向井康二
大丈夫や、蓮。俺は__俺らはちゃんと生きとるよ。蓮が守ってくれたおかげや。




目黒蓮
………こぉ………じ……?…




向井康二
うん。だから今は、安心してええんやで。




目黒蓮
う……ん………(眠りに落ちる)












向井康二
うぉっ……




村上真都ラウール
蓮!?




向井康二
大丈夫、寝てるだけや。




村上真都ラウール
そう……




岩本照
とりあえず、アジトに行くか。




深澤辰哉
そうだね。




















『あれ?君たち新入りか?』







『………うん』







『そっかぁ〜、俺もついにお兄ちゃんやなぁ!』







『……お兄ちゃん?』







『ぅえ!?……えぇなぁ、それ笑』







『………ちょっと、』



 




『2人とも、これからよろしくな?ニコッ』



















目黒蓮
…………ん…?…








俺は、ベッドの上で目を覚ました。











窓の外を見ると空はもうすっかり暗くなっていて、綺麗な星が輝いていた。







目黒蓮
…………ボー








そのまま俺は、吸い寄せられるように窓を開け__



















コンコンッ











ドアをノックしたが、返事がない。







佐久間大介
……?はいるよー?








ガチャッ







ドアを開けると中には誰もいなかった。







佐久間大介
え、どこ行った…?









ふと見ると窓が開けられていて、近くにはスリッパが脱ぎ捨てられていた。







佐久間大介
は……!?嘘だろ、あいつ……!








佐久間は窓辺に駆け寄ると、窓から思いっきり身を乗り出して下をのぞいた。







佐久間大介
ッッ……………あれ、いない……?




目黒蓮
佐久間くん、危ないですよ。




佐久間大介
うわっ!?








上の方から声がした。







声のした方を見ると、屋根の上に目黒が腰掛けていた。







佐久間大介
ちょっとあんた、何やってんの!?




目黒蓮
何って……、星を見ていたんです。




佐久間大介
んもぉー……、びっくりするじゃん。紛らわしいことしないでよ…。




目黒蓮
?………………すいません…?




佐久間大介
はぁ……、俺もそっち行っていい?




目黒蓮
…!……はい。
 






目黒の手を借りて、佐久間も屋根の上に上がった。







佐久間大介
ぅんしよっ……(目黒の隣に座る)




目黒蓮
…………、




佐久間大介
…………








2人は黙ったまま星空を見上げていた。







 


佐久間大介
…………ねぇ




目黒蓮
……はい?




佐久間大介
あんたさ、俺と会ったことあるでしょ。あの時任務で一緒になった子だよね?




目黒蓮
……思い出したんですか?




佐久間大介
うん。任務の時のあんたの顔見て、何か見たことあるなぁ〜…って思ってたんだよね。




目黒蓮
………はい、そうですよ。




佐久間大介
やっぱり。……あの時の『誰かがやらないといけないから。』って、あんたはどうしてそう考えるの?




目黒蓮
俺たちは毎日任務を受けて、当たり前のように人を殺している。…………でもどんな大罪人だろうと、人を殺す___裁く権利なんて、誰にもないんです。




佐久間大介
…………確かに、そうかもね。




目黒蓮
でもそれを放おっておいたら、必ず誰かが犠牲になる。








そう言って、目黒は街の方を見つめた。







目黒蓮
ほとんどの人は自分のすぐそばに底しれない闇があることも知らずに、のんきに笑っているんです。…………俺は、そんな風にはなりたくない。見て見ぬふりなんてしたくない。




目黒蓮
幸せの裏には、誰かの悲鳴や犠牲がある。…………その誰かが自分の大切な人だった時、それを黙ってみてるだけなんてできないから。




佐久間大介
…………。




目黒蓮
だから、俺はこの仕事をしています。…………まぁ、他にもいろいろとありますが。




佐久間大介
そう。…………俺も、あの時から考え方が変わったんだ。




佐久間大介
あの後すぐにsnowkillerに入って、仲間ができて…。初めて仲間の大切さに気づいた。今は、仲間を__俺の大切な人を守るためにって思いながら仕事をしてる。




目黒蓮
そうですか。…………すごく、いいと思います。




佐久間大介
…………うん。












佐久間大介
……あの、俺もあの2人みたいに……蓮って呼んでも…いい?…あと、敬語も外してほしいなぁ……なんて…笑




目黒蓮
……!…いいよ笑。




佐久間大介
……!!やった…。よろしくね、蓮!笑




目黒蓮
うん、よろしく笑




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