ユジンの腕を掴んで走ってあの場から逃げて
教室へと帰れば床に正座をさせられ説教が始まった
なにも言い返せなくて後悔だけが頭に残る
もうこれ以上あのイケメン君とは近づけないのかな …
と諦め100%で分かりやすく凹んでいれば
呆れていたユジンだったけどやっぱり優しくて
私のためにイケメン君のインスタを探してくれた
10分ほどで見つかりあとはフォローを押すだけ
イケメン君はあまり誰でもフォローしないのか
フォロー中とフォロワーの数は同じで100人程度だった
意を決してフォローを震える指で押した
フォローからフォローリクエスト済みに表示が変わり
あとは通してくれるのを待つだけ
昼休みにフォローリクエストをしたばかりなのに
気になって仕方がなくて授業中もそのことばっかり
恋は盲目ってこういうことなんだね
あれから3日が経った
イケメン君の姿はあれから見ていないし
体育館の前に行ったりしてみるけど入る勇気もない
インスタも通されておらずリクエスト済みのまま
ずっとスマホと睨めっこしてても進展する訳じゃないし
ユジナの言う通り今はイケメン君のことを忘れて
空腹を満たすために食堂へと向かった
今日は1ヶ月に1回あるハンバーグ定食が食べられる日
早く行って並ばないとね
私の頭の中はハンバーグでいっぱい
だけどやっぱり頭の片隅にはイケメン君が
ハンバーグ定食を食べるために並んでいる最中
どう呼ぶか問題について熱く語る私たち
すると後ろから肩をトントンと軽く叩かれた
すぐ後ろにいたのは3日振りに会ったニキくんの姿だった
気軽に喋りかけてくれたことが嬉しくて
優しい後輩が作れたかなー なんて呑気に思ってたけど
脳内が一旦停止してあることが頭に思い出される
そう ニキくんの隣には必ず ……
ニキくんの方を見ていたから全く気づかなかった
ニキくんの右隣には今日もブレザーを着こなし
前髪をセンター分けしているヤンくんの姿が
そして隣にはニヤニヤと笑うニキくんとユジナ ……
しかも勢いで '' ヤンくん '' って呼んじゃったし
穴があったら入りたい気持ちです
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22時投稿に設定するの忘れてました ごめんなさい🙇🏻♀️
あとちょっと長くなっちゃったのほんとごめんなさい🙇🏻♀️















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。