慎太郎side
あなたとシェリーと3人でソファーに
くつろいでいたら俺のスマホがなった
森「誰だよ……こんな時に……って樹!?あなた電話でていいかな?」
『いいよっ』
あなたにそう聞いたがなんで
わざわざあなたといる時に樹電話かけてくるかな
森「もしもしー」
樹「しんたろー!いま何してんの!?」
森「いまあなたとシェリーとくつろいでるけど」
樹「えっ!?あなたちゃん横にいんの?!」
森「いるけどなに?」
樹「しんたろーあなたちゃんとお話したいなー♡」
はぁ??何コイツ
いきなり電話かけてきたと思えばあなたと
話したいって…………
森「無理無理!!」
樹「お願い!!慎太郎なんでも言うこと聞くから!!」
森「無理だって……ってかしつこい!」
樹「まぢでお願い!一生のお願いだから!!」
森「ああぁー!!もうしつこいなー!!あなたに聞くからちょっと待って」
樹がしつこくあなたとの電話を
お願いしてくるからうっとおしかったけど
電話切ってもまた樹のことだから
電話かけてくるだろうし
しょうがないから妥協した
森「あなた。樹があなたと喋りたいって言ってんだけどいいかな?」
『えっ?!あたしと?!!』
凄く凄くびっくりしているあなた
森「嫌だったらいいからね」
『大丈夫だよ……』
まぢかー(泣)
あなた断って欲しかった……
塞いでいた受話器口を離しまた喋り出す
森「樹!あなたがいいって」
樹「まぢかー!やったー!!」
………………………………………………♡
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。