正義の味方。皆のヒーロー。
...昔からそんな存在に憧れて来た。
街や世界を救ったり。自由に空を飛べたり超能力を手に入れて...
どれだけ夢を見すぎだとバカにされても絶対にこの気持ちは曲げられない!
本当に現実に存在したらどれだけいいんだろう。
...そんな願望が叶うなんて思わなかった。
遠くてよく見えなかったけど...あれは絶対私がずっと憧れていた存在なんだと思った。
...最近は見かけなくなってしまったけど...今あの人はどこにいるんだろう。
あわよくば会えたら...なんて。
今隣にいるのは私のことを唯一バカにしないでちゃんと話を聞いてくれる数少ない友人。
...まあ、最近はこの話をすると心なしか気まずそうな顔をしているけど。
彼も前はヒーローの話も乗ってくれていたのに最近はあまり乗り気じゃない。
そうだな、ちょうどヒーローが現れたときくらいから。
Eddは架空の存在のままが好きだったのかな。
今までは好きでもなかったけど実際にヒーローが現れたときからちょっと好きになった。
ヒーローと似たような色合いだけど少し暗い色の敵。(ライバル?)
その存在があるからこそヒーローの役が立つってものよ。
あいつ??
...とにかく。あの方は本当にどこに行っちゃったんだろう?
敵どころかヒーローもいなくなっちゃうなんて。
セカンドライフ...まだここに滞在してたらいいんだけど。
きっとあの方はオフでもヒーロー的なオーラ満載なんだろうな。
こうやって適当に街を歩いてたら現れてくれないかな...
え?車が...
ドンッ!
...え、お姫様抱っこされてる?!いつの間に...!?
車はどうなって...ってEddが指で止めてる!?
どういうこと?!
ぶつかったような凄い音がしたけど...
ブレーキの音もしなかったし...その代わりぶつかったような音がして。
...もしかして私のヒーローは...








![絵を描いて載せるだけ [表紙変えた]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/673344a2504528a6af5ba7a81ef6f5cb6fd2df5d/cover/01KKEJV4MSJBNY7SQQK23GRDJM_resized_240x340.jpg)




編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!