シーン…
突然、静まり返った倉庫の中。
自分の足元を見ると、人間だった"モノ"と赤い海。
歩くたびにぴちゃぴちゃと音を立てる鉄臭い液体には気付かないふりをした。
side.Assassin
煙を吐いて、顔を歪めるプロシュート。
吸っていたタバコをその場に捨てて、足でぐりぐりと火種を消した。
小さなアパートのようなこのアジトにも、もうすっかり慣れた。
見た目は古臭いのに、中に入ると普通の民家そっくり(隠れ家)。
でも、今更戻るのも面倒くさい。
それこそ、入れ違いになって逃げた〜なんて事になったら大変だし。
あなたは考えるのをやめた。
side.Assassin
お手上げ状態だ、と言わんばかりに首を横に振った。
本当にあの時会えたのが奇跡のようなものだ。
ついさっき1人で帰って来たのだ。1人で。
首を傾げて鼻をさする。
ふと、机の上を見ると、さっき終わらせてきたばかりの任務の報告書。
文章を書くのは苦手だ。
正直、さっきの任務も気付かないうちに終わっちゃったし特に覚えてない。
めんどくさそうにため息をついてボスッとベッドにダイブする。
…安物だな、このベッド。
そんなくだらない事を考えていると、いつのまにか寝ていたようで、僕を呼ぶ声に起こされた。
目をさすりながら二度寝をしようとすると、容赦なく布団を剥がれた。解せぬ。
プライド高いプロシュートがここまで言うんだし教えよっかなぁ〜。
面白いものも見れたしね♪
某教育番組(仮)アニメの登場セリフでリビングに行った。
もちろんメンバーは固まって奇怪なものを見るような目。
そんなマジレスされても……
……君もしやアニメ好きだな?
気付いたようだなぁ、同士だということに!!!




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。