第5話

変装
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2025/03/20 17:12 更新



こうして、僕とコウモリの慣れない同居が始まった。





シルヴォン
…君は普段何を食べるの?
ピーチェ
うーむ、強いて言えば、、、
ピーチェ
…酒じゃのう
シルヴォン
酒…?コウモリが?
ピーチェ
…実は余は酒が大好きな人間なのじゃよ
シルヴォン
…は?
シルヴォン
その身体で、?
ピーチェ
異能の暴走を防ぐために自ら異能力で姿を変えているのだ
シルヴォン
異能力、か.
シルヴォン
(“異能力”。噂に聞いたことはあるけど、まさかこんな身近に異能力を持つ者が居たなんて…。)
ピーチェ
だが、余の召喚する異能生命体は酒ではなく血を飲むのだ.
シルヴォン
…血?…異能生命体?
ピーチェ
余の異能力は
ピーチェ
500体以上の異能生命体である小さなコウモリを、自由自在に操って 光線で攻撃することができるのじゃよ
シルヴォン
へぇ、、
ピーチェ
ちなみにコウモリたちと視覚や聴覚の感覚を共有することも出来るのじゃ.
シルヴォン
そう
シルヴォン
(…饒舌じょうぜつだな、)
ピーチェ
折角せっかく 余の弟子になったのじゃ
ピーチェ
必要な時があれば力を借してやろう
シルヴォン
、え.
シルヴォン
(いつ僕は此奴の弟子になったんだ……?様子を見る、とだけ云ったのに……)



シルヴォンは「はあ」と浅いため息をつく.


シルヴォン
全く、200歳のおじいさんの力なんて誰が借りるのさ
ピーチェ
ほぉ、失礼な事を云うのう.
ピーチェ
これでも 肉体年齢は26歳じゃよ?
シルヴォン
…え?
ピーチェ
コウモリに姿を変えた時から何故か肉体年齢が増えなくてのう…
ピーチェ
困ったものだ.
シルヴォン
(まさかの、、、)
シルヴォン
(たった13歳差、、、?)



ピーチェ
…まあ、この話は後ほどゆっくり話そう
ピーチェ
依頼があるのだろう?
シルヴォン
な、なぜ知っている……?
ピーチェ
ほほほ、弟子の事は知りたくなってしまう性分でのう.
シルヴォン
(中々に気持ち悪い……)
ピーチェ
良かったら詳細を教えてくれぬか?
シルヴォン
…教える必要なんて無いだろう
シルヴォン
理由を云え
ピーチェ
何となく、だ


そう云ってピーチェはニヤニヤと笑う


シルヴォン
いやな人だな…。)
シルヴォン
…今回のターゲットはこの街最大の裏組織、「サエル」の首領ボスだ.
ピーチェ
ほう、、サエルか…。
ピーチェ
昔、サエルの構成員を何人か暗殺した事があるのう…。
ピーチェ
サエルの追跡から逃れるのは実に大変であった…。
シルヴォン
…ほう.
ピーチェ
…特にあそこの首領ボスは厄介だぞ
シルヴォン
その通り.
シルヴォン
ヤツの異能力はあらゆる物理攻撃を無効化する能力…。
シルヴォン
此方の接近に気付かれれば終わりだ.
ピーチェ
怖くないのか?
だ貴様は13なのだぞ.



シルヴォンはかすかに笑みを浮かべる.


シルヴォン
…楽しみだな.
シルヴォン
異能の力を持つ者の死に顔は見たことがない.
ピーチェ
そうか…。
ピーチェ
…では健闘を祈るぞ.シルヴォン.



ピーチェは安心したようにうっすらと笑った.




シルヴォン
(さて、今宵はどんな死に顔が見れるか…。)






シルヴォンは玄関へと歩き出した.













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