第23話

第1章 第23話
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2025/04/17 11:00 更新
レッドドラゴン
グギャアアァァァスッッ!!!!!!
レッドドラゴンはけたたましい咆哮をポイントキャニオン全体に響かせながら、大きな翼を使ってぺいんとの背中を追いかけてきた
ぺいんと
ぺいんと
まじ…バッカ速い……!!
ぺいんと
ぺいんと
しに子の夢はカウボーイ私と付き合ってください』ッ!!
ぺいんとを空から追っていたレッドドラゴンの目の前に


『私と付き合ってください』


と日本語で書かれた赤色の花火が打ち上がる
レッドドラゴン
ギャアアアァァァ!!!!!
打ち上げられた文字の花火は、空中を飛行していたレッドドラゴンの顔面に直撃して視界を眩ませる
ぺいんと
ぺいんと
よっしゃ!新しい魔法うまくいったぞ…!
ぺいんと
ぺいんと
…ッピック!用意あと…どのくらい!?
遠くで魔法を詠唱していたピック達に話しかける
ピック
ピック
おう…あとちょっとだ!『体内送雷エレキ・フィルム
ピックの周りにビリビリとした雷が発現し始める
リリッサ
リリッサ
風の精霊よ……『風力磁場ウィンドゥ・パラメータ
リリッサ達の髪の毛が逆立ちはじめ、空を覆っていた雷雲がよりいっそう激しく鳴る


すると、上空の異変を察したレッドドラゴンは、挑発状態であるにも関わらず


魔法を詠唱中のピック達の元へと、高速で移動を始めた
ぺいんと
ぺいんと
まっ……ちょっ!!
ぺいんと
ぺいんと
やばい!!!!
急いで引き返し、皆の元へと走り出すぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
皆ッ!ドラゴンそっち行ってるから!
ピック
ピック
…だってさ……逃げれそうか?
リリッサ
リリッサ
無理よ。ここで詠唱を止めたらもう再発動できないわ……時間との勝負ね…
ピックとリリッサは詠唱を続けている
ココナ
ココナ
魔力増幅マナ・ヴェド』…付与しました~!頑張ってくださいっ!
レッドドラゴンは全速力でこちらへと向かってきている


時間の猶予は残り8秒と言ったところだろうか
ぺいんと
ぺいんと
皆ダメだッ!最初からやり直そう!
ぺいんとの声は届いているのか


皆はレッドドラゴンがもうすぐそこまで来ているというのに、詠唱を無理やり続けている
ぺいんと
ぺいんと
もういいからッ!詠唱を止めっ…
その瞬間、ドラゴンが皆の元へとたどり着いた


風が大きくうねり、ドラゴンの脊椎の部分から四つの魔方陣が大きく展開された
レッドドラゴン
ヴァガァァァァッ…!!!
一秒も経たずしてその魔方陣から四つの炎柱が飛び出し、レーザーのような外観に変形した炎柱は

…‥皆のいた場所を一斉に焼き払った
ぺいんと
ぺいんと
そん…なッ……
ぺいんと
ぺいんと
皆ッ!!!
……俺の呼びかけに誰も反応しない


そんな……


……


……ピリッ


一瞬頬にチクッとした感触が伝わる


そしてその異変はやがて身体全体に伝わり、手の先がビリビリと軽く痺れてくる
ぺいんと
ぺいんと
…もしかして……これはっ!
ぺいんと
ぺいんと
…ッ『避雷針エレクトリカル
俺は"予定通り"ドラゴンの体に具現化した針を飛ばす


"針"はドラゴンの体にうまく刺さり、くっ付いて離れなくなる

ドラゴンが炎の柱で焼き払った場所を良く見ると


ココナの白いバリアが大量にダメージを受けた状態で現れ、リリッサの『風壁アンチ・テーゼ』で炎の熱気をいでいた
ぺいんと
ぺいんと
ッピック!
リリッサ
リリッサ
ピック!やっちゃいなさい!
ピック
ピック
限界発動……『極限大放雷メガ・フラッシュ』!!!
ピシャァァァンッ!!!!!


物凄い雷圧の雷が、ドラゴンの身体に一斉に浴びせられる


周りにいる俺たちまで被害を受けないのは、俺がドラゴンに『避雷針エレクトリカル』を設置して、雷をドラゴンの身体という一点に集約させたから


太古よりドラゴンは、属性的に雷に弱い

これは、ココナが街の図書館で古代史について調べていた時に手に入れた情報だ


そしてうちには、雷魔法の使い手のピックがいる


極限まで最大のお膳立てをして、最大火力を一撃で撃ち込む


これが俺たちの最大の作戦だった
レッドドラゴン
ガァ…………ッァァ……
レッドドラゴンは大ダメージを受け、空中から地に落ちる


ドスンッ……


大きな音を立てて地面に横たわるドラゴン


レッドドラゴンのその大きな身体は一切動いていない
ぺいんと
ぺいんと
これは……倒した……のか?
ピック
ピック
…や、やったぜぇぇ……
ココナ
ココナ
やりました~!!
リリッサ
リリッサ
ふぅ…何とか…‥ギリギリね
皆はドラゴンを倒せたことに喜びと安堵を感じている


俺もほっと胸を撫で下ろした
ぺいんと
ぺいんと
皆本当に無茶したって…
ぺいんと
ぺいんと
心臓止まるかと思ったんだからな!?
ピック
ピック
ま、勝ったからいいじゃねぇか!
ぺいんと
ぺいんと
いいや良くないからっ!
レッドドラゴンとの戦闘の健闘を互いに称えあう仲間達


その時俺達は、少しばかり油断してしまっていた
レッドドラゴン
ギロリ……
なぜならレッドドラゴンの目は、まだ死んではいなかったのだから

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